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大島優子、初の主演映画『ロマンス』で本領発揮

大島優子、初の主演映画『ロマンス』で本領発揮

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インタビューでポーズをとる大島優子(撮影・蔦野裕)

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 『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞ほか映画各賞を受賞。女優として高く評価される大島優子。そんな彼女が、『ふがいない僕は空を見た』のタナダユキ監督に望まれAKB48卒業後、初の主演映画主演映『ロマンス』(29日公開)で本領発揮する。

 新宿・箱根間を往復する特急ロマンスカーのアテンダント・北條鉢子は完璧に業務をこなす、デキる女。ところが、怪しい中年の乗客・桜庭に、疎遠になっていた母からの手紙を読まれてしまい、なぜか一緒に母の行方を探すことに…。小田原城、箱根登山鉄道、大涌谷…かつて家族で訪れた観光地を巡る、小さな旅。その終わりに待つ、出会いと別れとは…?

 等身大だからこそ繊細で奥行きのある表現力が求められる主人公・鉢子に、タナダ監督が望んだのが大島優子。一方、大島のほうも以前からタナダ作品に魅了されていたという。

 「最初に拝見したのが『百万円と苦虫女』だったんですが、蒼井優さん演じる主人公の描かれ方がすごく好きだったんです。女の子と大人の女性との狭間にある、あの年ごろにしか発せられない色気というか、可憐な雰囲気を見事にとらえていて。あと、今回の作品にも通じるんですが、どこか懐かしさを感じる田舎町の描き方なんかもすごく好きでしたね。見終わって漠然と、この監督さんと仕事ができたらいいな、と思いました。そんなふうに思ったのはこれが初めてでした。映画は前々からよく見ていましたけど、この監督と仕事してみたいとか、この映画に出たかったという視点で作品を意識したことはなかったんです」

 大島の女優魂を刺激したタナダワールド。そこに引かれた理由とは。

 「主人公の女の子を見ていて胸がキューンとなったんです。映画を見ていて、初めて感じた感情だったんですよね。実は最初、男性の監督が撮ったのかと思ったんです。昔の男性監督の作品って、すごく女優さんが美しいじゃないですか。『蒲田行進曲』の松坂慶子さんとか…。刹那的な輝きというか美しさにキューンとなる、あの感じ。それを『百万円?』を見たときに感じたんですよね。そうしたら女性監督だったので、びっくりしました」

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