2015.5.16 05:04(3/3ページ)

【ヒューマン】フジ看板アナ・伊藤利尋、報道一本へ「最後の奉公」

【ヒューマン】

フジ看板アナ・伊藤利尋、報道一本へ「最後の奉公」

新たなフィールドへの挑戦に表情を引き締める伊藤利尋アナウンサー。積み重ねた20年のキャリアを生かしていく=東京・台場

新たなフィールドへの挑戦に表情を引き締める伊藤利尋アナウンサー。積み重ねた20年のキャリアを生かしていく=東京・台場【拡大】

 「定着するまでに時間はかかるかもしれないですが、伝えるものは分かりやすく伝えるというポリシーを守って、丁寧に一生懸命仕事をするということに尽きます。下を向いていても仕方がないので」

 少しのことでは動じない冷静さの裏には、20年のキャリアがある。お笑いコンビ、とんねるずと共演した「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・0)では、「予定調和が崩れる」彼らの笑いに触れた。「究極の“空気読み”を教わりました」。テレビとして面白い展開になるとは限らないスポーツ実況にも、その経験が生かされたという。

 涙も飲んだ。司会を務めた情報番組「知りたがり!」(2010年4月~13年3月)は、視聴率低迷で終了した。「一緒に戦ってきた人たちがバラバラになってしまい、つらかったです」と振り返るが、「それも僕の経験則。今は苦しいことがあっても、『大事なことは何だろう』と冷静に思える自分がいます」。

 今回、「みんなのニュース」に専念するために担当していた他のレギュラー番組をすべて卒業した。スタッフや出演者と“チーム”として番組を作ることに楽しさを見いだしているという伊藤アナにとって、慣れ親しんだチームを離れる寂しさはあったが、不退転の覚悟を決めている。

 「テレビマンとして学んださまざまなことを、生かすときが来た。最後のご奉公というつもりでやっています」

 生放送では毎日、1人だけ立ちっぱなしで進行している。「『今日も終わったな』という感じです。想像していたより、カロリーを消費しますね。最近少しスリムになりました」と穏やかな笑みを浮かべた。

 一日の終わりはニュース番組をザッピングしながら、いつの間にか寝てしまう。寝ても覚めてもニュース漬け。20年のキャリアを支えに、今日もコツコツとニュースと向かい合う。

伊藤利尋(いとう・としひろ)

 1972(昭和47)年7月22日生まれ、42歳。兵庫県出身。慶大卒。95年にフジテレビ入社。入社1年目から情報番組「めざましテレビ」に出演し、99年から企画にも関わった同番組内の中継コーナー「アミーゴ伊藤のがんば~れ元気王」が始まり、「アミーゴ」の愛称で人気となった。その後、F1や競馬中継などのスポーツ実況、バラエティー「ネプリーグ」「バイキング」などを担当した。1メートル76。

(紙面から)

  • 新たなフィールドへの挑戦に表情を引き締める伊藤利尋アナウンサー。積み重ねた20年のキャリアを生かしていく=東京・台場
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