2014.12.1 21:50

慰安婦問題「真摯な提案を」韓国大統領、経団連会長に

 韓国の朴槿恵大統領は1日、経団連の榊原定征会長ら韓国訪問団と会談した。日韓首脳会談の早期実現の必要性を訴えた訪問団に対し、朴大統領は慰安婦をはじめとする歴史認識問題に言及、日本側に「真摯(しんし)な提案」を求めた。一方で、日韓が外務省局長級協議を続けていることを念頭に、「韓国側も環境を整備していきたい」と述べた。

 経団連によると、朴大統領は「来年の日韓国交正常化50周年を、ともに祝うことができる環境を整えることが大事だ」と述べ、経済界が求める関係改善の重要性に理解を示したという。

 その上で「日本側には慰安婦をはじめとする歴史問題での傷を癒やすために真摯な努力をすることが必要」と指摘。さらに、「首脳会談は両国の長期的な発展のために成果を上げられることが必要。過去の教訓を踏まえて準備したい」と述べた。

 これに先立ち、経団連と韓国の経済団体である全国経済人連合会(全経連)は、7年ぶりの定期会合を開き、両団体が首脳会談の実現への環境づくりを努力することを盛り込んだ共同声明を採択した。(産経新聞 小島清利)