2014.10.25 19:30

北野武、日本の映画界批判「汚いことばかりやっているから」

第27回東京国際映画祭のトークイベントに参加した北野武監督

第27回東京国際映画祭のトークイベントに参加した北野武監督【拡大】

 映画監督の北野武氏(67)が25日、東京都内で行われた第27回東京国際映画祭のトークイベントに参加、日本映画界をバッサリと切った。

 今年新設された「SAMURAI賞」の受賞記念企画で、“日本映画の今と未来”がテーマ。「どうも、小渕優子です。賞? 経産省だっけ?」とボケながら登場した北野監督は、若手監督や学生の前で、日本の大手映画製作会社がほとんどの劇場を抑えてしまっていることや、日本アカデミー賞では偏った映画会社の作品ばかりが受賞することを嘆き、「汚いことばかりやっているから、日本の映画がダメになる」と批判。

 “海外映画祭で15分のスタンディングオベーション”など、あり得ない表現で宣伝してくる映画会社や、それをうのみにして書くメディアにも苦言を呈した。

 一方で、映画が“商売”であることに理解も示し、「俺なんか暴力映画ばかり撮っているけど、それは当たるから。本当は、ちょっと嫌だなと思っている」とポツリ。

 他人の作品を認める大切さも説き、「俺はアニメとか嫌い。宮崎駿とか本当に大嫌いだけど、すごいアニメとは認める」と北野監督。

 「大事なのは自分の好きな映画を撮り続けること」と若い世代に期待しつつ、「『頑張れ』とは言いません。若い芽は早く摘んでおいた方がいい」と笑わせた。