2014.9.28 09:39(2/3ページ)

中国が恐れる17歳の民主化闘士逮捕 香港の学生デモ鎮圧、29人けが

中国が恐れる17歳の民主化闘士逮捕 香港の学生デモ鎮圧、29人けが

 ■選挙排除に抗議

 香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)などによると、抗議活動を行っていた学生らのうち、約200人が立ち入り禁止だった庁舎前広場の中まで柵を乗り越えて侵入、武装した多数の警官隊に取り囲まれた。学生らは両手を挙げて無抵抗を示しながら警官隊の前に立ちふさがり抗議を続けたが、警官隊が噴射した催涙スプレーで倒れる学生が続出。ニュース映像では、黄さんが警官に連行される場面も映し出された。

 香港民主派は、中国側や親中派の香港政府が行政長官の「普通選挙」から民主派を排除しようとしていることに強く反発。今月14日以降、デモや集会を繰り返し、1万人超の大学生や約3000人の高校生は抗議の授業ボイコットも行った。さらに10月1日には大群衆で金融街のセントラル(中環)地区を占拠する抗議行動を実施する。

 一連の運動の中で、天安門事件(1989年)時の学生リーダー、ウアルカイシ氏(46)や柴玲(さいれい)氏(48)になぞらえて内外のメディアからも注目されているのが黄さんだ。

 黄さんはまだ中学生だった3年前、中国政府が中国人としての愛国心育成を目的とした「道徳・国民教育科」を香港の小中学校で導入しようしていることに「教育に名を借りた洗脳だ」などと抗議して、10代中心の学生運動組織「スカラリズム(学民思潮)」を結成。そのリーダーとして力を発揮し、2012年9月には香港中心部で12万人の中高生らを動員して抗議デモを行い、中国当局から「過激派」としてマークされるようになった。

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