2014.2.4 05:04

「ばっかもーん」で波平さん見送り、永井一郎さん告別式

弔辞を読んだ加藤みどり(左)と冨永みーなはサザエとカツオとして、別れを告げた=東京・南青山

弔辞を読んだ加藤みどり(左)と冨永みーなはサザエとカツオとして、別れを告げた=東京・南青山【拡大】

 1月27日に虚血性心疾患のため亡くなったアニメ「サザエさん」の磯野波平役などで知られる声優、永井一郎さん(享年82)の葬儀・告別式が3日、東京・青山葬儀所で営まれた。

 サザエ役の加藤みどり(74)、カツオ役の冨永みーな(47)、は「磯野家の子供たち」として弔辞を読んだ。加藤はサザエの声で「父さん、45年間いってらっしゃいの声で一日が始まったわね」と遺影に語りかけ、カツオになりきった冨永も「父さん大好きです。もっといっぱい一緒にお風呂に入りたかった。もっと叱ってほしかった」と涙を浮かべた。

 また永井さんが猪熊滋悟郎役を演じたアニメ「YAWARA!」の原作者、浦沢直樹氏(54)も弔辞を読み、父親のように慕った故人をしのんだ。棺には6月に出演予定だった朗読劇の台本が納められ、出棺時には参列者全員で波平の名ゼリフ「ばっかもーん」と声をそろえ見送った。

 一方、訃報後初となった2日放送のフジテレビ系「サザエさん」の平均視聴率が21・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前週の16・7%から5・1ポイント上昇した。同番組は9日放送分まで収録済み。永井さんの死後、1月30日に最初の収録が行われたが、波平の声は、スタッフが仮の声を入れたという。

(紙面から)