2013.12.28 05:02(2/2ページ)

岸部四郎、車いすで熱唱!ザ・タイガース初めて6人揃った

沢田研二、岸部一徳(左から)

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 7曲目だった。四郎は瞳みのる(67)に押され、車いすで登場。兄の岸部一徳(66)らかつての仲間の演奏をバックに、ゆっくり歌い終えると「本当はもう少し上手なんですけど、これが精いっぱい。僕の声は(ささやくような)魅惑のウィスパーボイスです」とおどけた。

 弱々しい歌声を自覚したような自虐的な発言だったが、会場からは温かい拍手と笑いが起きた。四郎は、69年に脱退した加橋かつみ(65)と入れ替わりで加入したため、6人のフルメンバーがそろうのは67年のデビュー以来、この日が初めて。

 四郎は自己破産後の2003年に脳内出血を発症し、視野狭さくに。07年には再婚した妻を心臓発作のため43歳で亡くし、昨年のステージ後には右足の大たい骨を骨折したため、介護保険施設に入院中。最後に再び登場してあいさつすると、会場は「四郎!」コールに包まれた。

 公演後、「全員がそろうまたとないチャンスと思い、無理して参加しました。東京ドームは小さいなあ」と意地を張ってみせた。44年ぶりにオリジナルメンバーで再結成したタイガース。「花の首飾り」など29曲を披露したこの日の模様は、来年1月24日午後9時からNHK BSプレミアムで放送される。

(紙面から)