2013.12.25 05:02

香川県でスタート!うどん発電で日本の未来を明るく照らせ

 讃岐うどんの本場、香川県で大量に出る廃棄うどんを使って発電する装置を産業機械メーカー「ちよだ製作所」(高松市)などが開発し、24日午後2時24分に四国電力への送電を始めた。

 同社が開発した発電装置「バイオガス・エタノール実証プラント」は、廃棄うどんをバイオエタノール発酵装置に入れてエタノール(アルコール)を生成。そこから出たかすを約37度に保たれたメタン発酵装置に入れ、メタンガスを作り出す。エタノールとメタンガスは発電機の燃料となって電気を生み出す。しかも、最後に残った液体は肥料になるというから、うどんを利用し尽くすというわけだ。

 装置は1日に3-4トンの廃棄うどんを処理して年間18万キロワット時を発電する。一般家庭40-50世帯分に相当する電力量で、売電収入は年間約700万円。当初は生ゴミも使って1日1・5トン前後の処理量で約10時間の発電に抑え、来年4月にフル操業に入る予定だ。

 香川県内には約800のうどん店があり、年間1000トン前後の廃棄うどんが出ているとされる。これに目をつけた同社などが、2009年から研究を進めていた。

 同社の池津英二社長(74)は「エタノールを生み出す酵母の選定に苦労したが、うどんの廃棄物をゼロにできればうどん県としてのイメージアップにも役立つ」と期待を寄せている。

(紙面から)