2013.12.10 05:03

“アングラの帝王”すまけい氏死去、「男はつらいよ」などで活躍

すまけい氏

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 斬新な翻案・演出の舞台で“アングラの帝王”と呼ばれ、映画「男はつらいよ」シリーズでも活躍した俳優、すまけい(本名・須磨啓)さんが7日午後5時36分、肝臓がんのため都内の病院で亡くなったことが9日、分かった。78歳だった。

 所属事務所によると、すまさんは1999年に膀胱がん、2001年に脳梗塞、3年前には大腸がんの摘出手術を受けるなど長年闘病しながら俳優活動を続けてきたが、今年10月に体調が悪化し、翌月入院。がんが肝臓に転移していたといい、今月7日朝、容体が急変した。

 最後は妻の洋子さんらに看取られ、帰らぬ人に。3月2日に千葉市民会館で行われた朗読劇「天切り松 闇がたり」が最後の仕事になったという。

 すまさんは北海道・国後島出身で、66年に「すまけいとその仲間」を結成し、前衛劇「ゴドーを待ちながら」などで活躍。72年に解散後、舞台から遠ざかったが、85年にこまつ座公演「日本人のへそ」で復帰。映画やドラマにも多数出演し、86年には「キネマの天地」でブルーリボン賞助演男優賞を受賞した。

 通夜は12日午後6時、葬儀は13日午前11時から東京都新宿区上落合3の4の12の最勝寺で。喪主は妻、洋子(ようこ)さん。

(紙面から)