2013.4.26 23:13(1/5ページ)

【軍事のツボ】北朝鮮の弾道ミサイル「発射」騒動

特集:
軍事のツボ

 3月に米韓合同演習が行われたことを口実に、北朝鮮による「弾道ミサイル発射騒動」が続いていた。緊張をあおるやり口はいつも通りだが、日米韓を非難する言葉の激しさは異例だった。これに対する米国の態度も従来とは大きな変化が見られたのだが、こうした動きからは米国の思惑と日本にとっての本当の脅威が改めて透けて見える。

 毎年3月ごろ、米韓が定期的に行っている合同演習が今年も行われた。野外機動演習「フォール・イーグル」が3月1日~4月30日、指揮統制演習「キー・リゾルブ」は3月11~21日だった。

 米軍は今回の両演習に戦略爆撃機B-52、ステルス戦闘機F-22、ステルス爆撃機B-2を参加させたほか、グアムに戦域高高度広域防衛(THAAD)ミサイル防衛システムを配備するなどした。

 B-2が米韓演習に参加するのは初めてとみられ、B-52やTHAADなどの投入を公表するのも異例の対応だ。去年までよりも明らかに北に対する圧力を強めていると言える。

 これに対して北は朝鮮戦争休戦協定の「完全白紙化」を宣言したり(3月5日)、平壌駐在の外交使節団に「4月10日以降の安全を保障できない」と警告(4月5日)するなど、例年よりも強硬な態度を見せた。

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