大阪府・吉村知事が“非公開文書”を公開 コロナ感染拡大試算が「衝撃的だった」

 
吉村洋文大阪府知事

 大阪府の吉村洋文知事(44)が21日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」(土曜前8・0)に生出演。厚労省から「非公開」として提示された文書を公開した。

 番組では感染拡大が進む新型コロナウイルスを特集し、20日からの3連休について「大阪-兵庫間の不要不急の往来を控えてほしい」と府民に呼び掛けた大阪府の吉村知事が出演。

 吉村知事は「基本的な考え方として経済活動を元に戻していくべきだという考え方。リスクはできるだけ抑えながら。経済が死んだら大変なことになる。それで命を落とす人もいます」と前置きし、「国から専門家の意見ということで、厚労省が大阪府に説明に来られました。わざわざ18日に」と話し出した。

 その日、厚労省から「これは非公開の文書です」と言われたことを明かすと、MCを務める辛坊治郎氏(63)が「それがこれですね」とその文書を拡大したフリップを公開。辛坊氏が「非公開の文章を持ってきていいの?」と笑うと、吉村知事は「ダメなの。基本的にはダメなんですけど。僕と松井さん(松井一郎大阪市長)とも話してね。『これは出していく』っていうふうに決めました」と公開に至った経緯を説明した。

 吉村知事は「厚労省からいただいた」という文書について「内容があまりにも衝撃的だったんですね」とし、特に衝撃的だった箇所に「見えないクラスター連鎖が増加しつつあり、感染の急激な増加がすでに始まっていると考えられる」とされている点を挙げた。

 また文書には何も対策を打たない場合「試算では大阪府、兵庫県の全域で、28日~4月3日に患者が3374人(うち重篤者227人)」に増えると記されていた。吉村知事は「他の危ない都道府県にも(厚生省が)提示しているんじゃないか」と推測。続けて「厚労省が一番気にしていたのはベッド。(大阪府、兵庫県は)『重篤者がこうなったときにベッド大丈夫なのか?』」と問われたことを明かした。

 吉村氏は「僕が一番思ったのは、ここの数字を見たときにこれを現実化したらえらいことになる。すぐの話なんで。であるならばちょっともう一回だけステイしよう」と言い、20日からの3連休の異例の呼び掛けについて説明。非公開と言われた文書を公開することについて「これを出すっていうことを根回しすると1週間、2週間かかる話。僕と松井さんが考えたのは事実としてあるんだから、やっぱり府民、県民に伝えようと」と改めて主張した。