上野公園で半世紀ぶりに盆踊り復活!大学生らが企画

 
2020年東京五輪・パラを盛り上げようと上野公園の盆踊りが約50年ぶりに復活。約3000人が楽しんだ(撮影・丸山汎)

 2020年東京五輪・パラリンピックは盆踊りで盛り上がる! 日本の夏といえば盆踊りだが、東京・上野公園での盆踊り大会を大学生ボランティアが約50年ぶりに復活させた。来年の東京大会に向け、誰もが気軽に参加できるイベントにして盛り上げに一役買おうと奮闘している。

 パパンがパン! 東京音頭に炭坑節と、上野公園の不忍池に和太鼓と手拍子の音が響いた。9日から開催中の盆踊り大会「不忍夢(しのばずのゆめ)」。10日は延べ3000人以上の人々が会場を訪れ、盆踊りを楽しんだ。

 「1人でも多くの人が関われる東京大会にしたい」と強調するのは千葉大文学部3年の深沢文(あや)さん(22)。東京大会へ向けたボランティア活動などをする学生団体「おりがみ」の副代表だ。

 多くの人がいろいろな形で参加することで大会は盛り上がる。盆踊りは「誰もが参加でき、一体となれる」(深沢さん)。夏の風物詩として「日本」も体感できる。

 一方、不忍池の弁天堂前での盆踊りは50数年前に諸般の事情で途絶えていた。近隣の70代女性は「昔は弁天様の前で1カ月近く毎晩踊っていた。本当に懐かしい」。復活を提案する学生たちの日参を受けた上野観光連盟の茅野雅弘事務総長は「復活はうれしい限り」と資金などを支援した。

 上野は成田空港に直結して海外からの入り口にもなるだけに、団体代表で千葉大大学院2年の都築則彦さん(24)は「海外の皆さんも参加してほしい」と期待。会場からは「東京五輪音頭も踊りたい」との声も上がった。最終日の11日は、午後5時からイベントが開かれる。