パイオニア、香港の投資ファンドが支援 500億~600億円出資

 

 経営不振のパイオニアは12日、香港を本拠とする投資ファンド「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア」からスポンサー支援を受けることで基本合意したと発表した。ベアリングを引受先とする500億~600億円の第三者割当増資を実施する。ベアリングが筆頭株主となる。パイオニアは不振のカーナビ事業を立て直す狙い。かつてのオーディオ名門企業は海外資本で救済されることになった。

 増資は10月末までに正式契約を結び、12月末までに行う予定。今後、臨時株主総会を開き、増資の承認を求める。増資完了後も「パイオニア」ブランドを維持し、株式上場を「当面の間」は続けると説明している。

 増資に先立って今月18日にベアリングから250億円の融資を受ける。今月下旬に133億円の借入金の返済期限が迫っており、返済に充てる。

 増資の新株発行の規模次第だが、ベアリングは相当数の株式を所有することになる。現在は三菱電機が筆頭株主で、NTTドコモが第2位。増資に伴う株式の希薄化懸念から、12日午前の東京株式市場でパイオニア株は急落した。

Read more