紙面で書ききれなかったV.Iのソロアルバムについて伝えたい3つのこと/芸能ショナイ業務話

 
サンケイスポーツ9月1日付のインタビューに登場したBIGBANGのV.I。ソロアルバムについて真剣な表情で語った=東京・南青山(撮影・山田俊介)

 サンケイスポーツは、9月1日付の芸能面インタビューコーナーで、韓国の5人組、BIGBANGの最年少メンバー、V.I(27)を掲載した。今日のショナイ話は、紙幅の関係で紹介できなかったアルバム制作に関するエピソードを大公開!!

 インタビューを行ったのは8月上旬。サンスポの記事が紙面掲載される前に、V.Iは「週刊朝日」や「サンデー毎日」「AERA」などの雑誌の表紙を飾り、自分自身のことや、兵役に就いている4人のメンバーたちのことをユーモラスに語っていた。

 サンスポでも、テレビのバラエティー番組でおなじみの明るい性格を伝えた。“せっかちスンちゃん”という大見出しは、9月5日発売の5年ぶりのソロアルバム「THE GREAT SEUNGRI」の全曲作詞・作曲について聞いたとき、「僕はせっかち。誰かに頼んで出来上がるのを待っていられない」と自分を評した発言からつけたものだ。

 彼がニューアルバムについて語った中で、“せっかち”以外に印象に残った3つの話がある。

 まずは、アルバムタイトル「THE GREAT SEUNGRI」について。

 これは、アメリカのF・スコット・フィッツジェラルドの小説を映画化した2013年公開「華麗なるギャッビー(The Great Gatsby)」からとったといい、「僕はレオナルド・ディカプリオさんが好きなんです。『自分は偉大だ』と格好つけているわけではないですよ(笑)」と説明した。

 ちなみに、ディカプリオ扮する主人公は、自分と別れて、名家に嫁いだかつての恋人の心を取り戻そうと、貧しさからはい上がり富豪となり、大豪邸で夜な夜な豪華なパーティーを開く。

 V.Iは「僕もパーティーが好きで、皆さんを楽しませることが好き。主人公が恋をしている相手のために頑張って、頑張って…僕もファンの皆さんのために頑張っていくよ、という気持ち」とタイトルに込めた意味を教えてくれた。

 2つ目は、収録曲10曲の作詞・作曲に積極的に関わったのは、「せっかち」な性格だから、だけではないこと。

 「最近の音楽シーンはいろいろなプラットホームから情報を得ることができて、ファンの皆さんの耳のレベルが高くなっている。もし、誰かにもらった曲だったら、ファンの皆さんが、『V.Iの曲じゃない』『V.Iが歌いたい曲じゃないんじゃないか』と感じるかもしれない。僕は、僕の話を聞かせたいと思ったし、『V.Iはこういう話がしたかったんだよね』って思ってもらいたかった」

 「今回のアルバムでは“今の僕”を見せたかった。(制作過程で)メンバーの先輩たちもいなかったし、アドバイスしてくれる人もいなかったので、自分は自分なりに、今の僕でいいじゃないかと。リアルな僕を見せようとレコーディングしました」

 とは、収録曲にはV.Iの現在が詰まっているということ。訳詞を見ると、恋愛をテーマしている曲が多いようで、そう質問すると、「ファンの方からすると、こいつまた恋愛しているんだ、って? 恋愛だけではなくて、仲間、家族、いろいろな愛があるわけじゃないですか。例えば『ALONE』の歌詞には、1人でいる方法がわからない、どうすればいいのか、とありますが、今メンバーがいない僕の話です。それを少し好きな人に話しかける感じに変えたり。僕の寂しさをスイッチして(表現して)いるんです」。

 3つ目は、5年前のソロアルバム「Let’s Talk About Love」との比較についての発言。

 「-Love」に比べると声が低く太く重くなり、大人になった感じがする、と伝えると、「ちょっと重くなりました。5年前のソロアルバムは、元気すぎる男、明るさが感じられる声でしたし、曲でもそういう感じが多かったです。10年以上芸能活動をしてきて経験したことや、自分なりに壁を乗り越えてきたり、つらい思い出、悲しさも当然ある。メンバー1人で残っているプレッシャーとか。恋をして失恋してという傷ではなくて、いろいろな壁にぶつかった男の…今回のアルバムにはちゃんと込められている感じがして僕は好きなんですけれど、ファンの皆さんはどう思ってくださるかな」

 V.Iは、SNSを使い自己発信しており、ファンからの反応もきちんと把握。「自分を検索したりする(エゴサーチ)のが好き」と、ニューアルバムについてのファンの感想もしっかりチェックしていた。

 「ツイッターを見たら、ファンの方が日本語バージョンを聴いて、『(V.I)どうしたの?』と書いてありまして。多分、ファンの皆さんも同じ感じを受けたんじゃないですか。落ち着いてる、深い感じがする、と感じると思います」

 明るい。元気。冗舌。通訳なしの日本語力と、お笑い芸人ばりのコメント力などなど。どれもV.Iの魅力だが、一番はやはり歌であり、ダンスであり、ステージパフォーマンス。「THE GREAT SEUNGRI」には、V.Iについての新しい発見がある。(G)

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