渡辺謙に竹中直人…大河主演俳優の頭の中に今も鮮明に残る当時の記憶/芸能ショナイ業務話

 
竹中直人

 サンスポ東京版発刊55周年を記念して連載している「大河のころ」。同じく放送55周年を迎えたNHK大河ドラマに焦点をあて、懐かしい写真とともに歴代の主演俳優たちが当時を振り返る企画だ。

 これまで「独眼竜政宗」(1987年)の渡辺謙、「秀吉」(96年)の竹中直人、「国盗り物語」(73年)の高橋英樹、「いのち」(86年)の三田佳子、「武田信玄」(88年)の中井貴一、「おんな太閤記」(81年)の佐久間良子が登場。いくつかの取材に記者と同行したが、その記憶力には恐れ入った。

 例えば佐久間良子は40年前近くの撮影にもかかわらず「最初のロケは、名古屋の田んぼから始まったんです。すごい雨が降っている日でしたね。西田さんと一緒に、田んぼのあぜ道を2人で歩いて…」と回想。西田とのやり取りなどを事細かに笑いながら明かした。

 竹中直人は話をしながら、どんどん当時の記憶が蘇ってきたようで、取材中に「あ! こんなこともあった!!」を連発。地方ロケで渡哲也の車で移動していた際にコンビニに行こうとしたら、渡から「ダメだよ、役者がコンビニに寄っちゃ」と止められたエピソードなどを身ぶり手ぶりを交えて楽しそうに語った。渡辺謙も制作会見に出席するため慌ててスーツを買いに行ったことや眼帯をずっとしていたため視力が落ちたこと、放送開始時は視聴者から抗議の手紙が来ていたことなどを懐かしそうに振り返った。

 どの取材時にも共通したのは、役者たちが生き生きと語っていたこと。1年にわたる長丁場の撮影。そこで主演を務めた経験は、まぎれもなく大きな財産として鮮明な記憶とともに残っているのだろう。

 2日の紙面からは「翔ぶが如く」(90年)や「八代将軍吉宗」(95年)に主演した西田敏行が登場。現在ナレーションを務める「西郷どん」を含め、大河出演数は歴代最多の13本。どんな話が飛び出すのか、ぜひ期待してほしい。(まろ)

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