中井貴一のものまねだけじゃない! お笑い芸人きくりんが漢検1級合格の快挙/週末エンタメ

 
あれっ、中井貴一!? 漢字検定1級の合格証書を見せるきくりんです=東京・新宿

 俳優、中井貴一(56)のものまねで知られるお笑い芸人、きくりん(42)が先月、日本漢字能力検定1級に合格、注目を集めている。

 1000人以上受けて合格率は最近、5%前後という難関。芸能界でも女優の宮崎美子(59)ら合格者は数えるほどだ。

 きくりん(本名・菊地友和)は埼玉県草加市出身。早大法学部に入学したものの、弁護士や検事は性に合わないと高校時代からの夢だった漫画家を志す。在学中から多数の出版社に自作漫画を持ち込むが、編集者にこきおろされ、卒業後にもう1つの夢だったお笑い芸人の世界に飛び込んだ。

 今年でデビュー19年目。当初はピン芸人として正統派の起承転結のある漫談やコントを披露していたが、先輩芸人から「中井貴一に似ている」と指摘され、その気に。眼鏡をかけて振り返りざま、「中井貴一です!」と名乗るものまね芸で人気を集めてきた。

 中井本人とは、2014年に中井主演のフジテレビ系「最後から二番目の恋」の番宣特番で1度だけ共演。その時、中井からサングラスを贈られ、晴れて本人公認のものまねタレントに。この年、ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり」でも中井のものまねを披露し、準決勝まで進んだ。

 普段は毎月1回、東京・新宿区歌舞伎町の新宿バッシュ!!で開かれるお笑いライブ「プライムライブ」などに出演。ものまねやお笑いネタをかけているが、ネタでも披露する漢字の専門家になってテレビのクイズ番組にも出たいと一念発起、2年前に漢検準1級に合格した。

 何度かクイズ番組に出演したものの、次第に回数はジリ貧。それならと1級にチャレンジしたが、4回連続で落ちたという。その間に参考書や辞書を丸暗記したり、1級の合格回数を競う漢字マニアの人たちに勉強法を教わるなどして今回、ようやく5回目にして合格できた。

 「2年近くかかるとは思いもしませんでした。でも、この実力にさらに磨きをかけて、たくさんのクイズ番組に出たい。実は僕、宇宙にも詳しいんです。中井さんとはいつか、CMでも共演したいなあ」と語る。「恋人ですか? いません。童顔で胸の豊かな女性がタイプ。いつかは結婚したい」と公私ともに夢は果てしなく広がる。

 9月18日午後7時半から開かれる次回のプライムライブにも出演。若手有望株のライバルたちとお笑いの腕を競う。そこでまた漢字を使ったネタも披露する予定という。

 来年はデビュー20周年の節目。漢字愛から活躍の幅を広げるきくりんの今後が楽しみだ。(森岡真一郎)

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