2021.4.15 12:00

【竿々学々】東京湾でトラフグが“爆釣” “1貫目”オーバーの大型交じり!

【竿々学々】

東京湾でトラフグが“爆釣” “1貫目”オーバーの大型交じり!

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 ――師匠、師匠!東京湾でトラフグが乱舞しているって聞いたんですが本当ですか。

 「おお、本当だ。先週初め頃から水深70~80メートルの深場中心に急に釣れ出した。それも半端な大きさじゃないのが何匹も交じって、船中2束(200匹)超えなんて釣果も上がっている」

 ――半端じゃない大きさってどのぐらいなんですか。

 「トラフグは、“1貫目(約3・75キロ)”を超えれば大型と言われるんだが、5キロオーバーのモノが何匹も上がっているからな」

 ――1貫目ですか。

 「お前たちの世代に“尺貫法”は、ピンと来ないだろうが、トラフグの大型というと、何となく“貫目”の方がふさわしい気がしてな…」

 ――そういえば、ずいぶん前ですが、師匠のフグ釣りの先生が2貫目のトラフグを釣ったって言っていませんでしたっけ。2貫目って7・5キロってことですよね。トラフグってそんなに大きくなるんですか。

 「へ~、ずいぶん前の話を覚えていたな。もう40年以上も前の話だが、俺が釣り記者になりたての頃、鶴見の船宿の大船長に東京湾のフグ釣りを教わった。まともに釣れるようになるまでに4、5回通ったが、その最中に大船長が2貫目オーバーのトラフグを釣ったんだ。帰ってきて秤に掛けたら8キロは軽く超えていた」

 ――すごいですね。そのトラフグはどうしたんですか。

 「当時は、まだ“遊漁船業法”もなかったし、“いい魚”が釣れた時には、築地に卸していたりした時代だ。大船長の知り合いがすぐに引き取りに来て築地に持って行った。確か、とんでもない値段だったよ」

 ――でも、トラフグの旬て冬ですよね。

 「おお、鋭いな。その時は12月の末だったと記憶している。超高級魚のトラフグといえども時期によって“浜相場(卸値)”には雲泥の差がある。今の時期に釣れているトラフグは、正直に言えば、“季節外れ”ってことになるから、値段はそれほど高くはない。とはいってもトラフグはトラフグ、テッサ(刺し身)はもちろん、鍋にしても唐揚げにしても絶品だ」

 ――ですよね。トラフグですものね。2貫目とは言いませんから1貫目クラス1匹でいいので釣りに行きましょうよ。

 「いくら釣れているとはいっても、フグのカットウ釣りは簡単ではないぞ。お前やったことあったっけ」

 ――いつだったか忘れましたが、師匠と行ったことあったじゃないですか。

 「そうだったっけ。それでその時は釣れたのか」

 ――ええ、ショウサイフグでしたが、2匹だけ釣れました。

 「よ~し、それじゃ、浦安から乗合船が出ているから、父君も誘って行ってみるか」

 ――はい。父に伝えて明日にでも連絡します。

 「おお、分かった」