スタート直後に好調だったポイントへ戻ると、ポツポツ上がります。中乗りの恵木慎一さんが計測ボードを持って行ったり来たり。私もガクガク揺れる手元に「これは来ました」と、ついに尺宣言。あれ、海面には魚影が2つ。答えは良型交じりのダブル。恵木さんは私の前から消え、尺をすでに2尾も釣っていた深見さんの元へ。この日最大の31・5センチがクライマックスとなりました。
終わってみれば22~31・5センチを16~27尾。“尺オーバー”は船中6尾も出ました。私の元へは来ませんでしたが、訪れたカサゴの数は1番で、竿頭を頂戴しました。クーラーの中は、ゴロンゴロンと25センチ超主体でボリューム満点。ちなみに船宿記録は34センチ。1日で尺級を3尾釣るのは1年であるかないかだそう。手に届きそうで届かないドキドキ感、尺への挑戦は続きます。(川目梢)
★船長の見通し
「餌のゴリは下アゴの2ミリのところへハリを通す。バランスが悪いと水の抵抗を受けてクルクル回り、仕掛けが絡むので丁寧に。オモリは底へ着けた状態でキープ、トントンとオモリを着けたり離したりするのはカサゴが逃げてしまうのでNG。出船前のレクチャーで話す基本を押さえれば、そんなに難しい釣りではないので初心者でも楽しめますよ。ぜひ遊びにきてください」