2021.2.23 05:00

【甘口辛口】朗報でラグビー界を盛り上げた福岡堅樹 順天堂大医学部合格、何年か先にはマッチドクターも…

【甘口辛口】

朗報でラグビー界を盛り上げた福岡堅樹 順天堂大医学部合格、何年か先にはマッチドクターも…

 ■2月23日 まさに「百花繚乱」。1カ月遅れで開幕したラグビーのトップリーグ(TL)は、一昨年のW杯でおなじみになった列強のスターが大挙加わった。中でもサントリーに新加入のニュージーランド代表で88キャップを誇るSOバレットは、1トライ8ゴールの21得点デビュー。“世界最高のラガーマン”の片鱗(へんりん)を早くも見せつけた。

 W杯で日本中が盛り上がりながら昨季はコロナの影響で6節で打ち切られた。一気に熱がさめた感もあったが、どっこいTLは健在だった。海外のスターに負けじとW杯日本代表の福岡堅樹(28)=パナソニック=が開幕戦のトライとともに順天堂大医学部合格という朗報でラグビー界を盛り上げた。

 W杯の次は20年東京五輪(7人制)を目指したが延期で断念。幼い頃からの夢である医師を目指し練習と同時に医学部予備校に通い、一日6時間以上の受験勉強で合格をつかみとった。筑波大情報学群を卒業した福岡には学士入学という選択肢もあったが、一般入試で正面から取りにいったトライだった。

 子供たちを指導している埼玉県のラグビースクールのコーチは手放しで喜んだ。「うちにも将来W杯に出て医者になる、という子供もいる。努力すれば天の神様は二物を与えてくれる。それを彼が具現化した。ラグビーだけでなく文武両道を目指す子供たちに大きな希望を与えてくれた」

 高校時代、両ひざを痛めた福岡は医師の適切な治療で手術を回避し選手生命をつなげた。その経験から整形外科医が志望と聞く。何年か先にはマッチドクターも…。グラウンドで倒れた選手のもとに、疾風のごとく駆けつけるドクターがいたら福岡医師かもしれない。(今村忠)