和歌山・串本湾内のカセ(小船)で、ブリやメジロの大型青物が連日釣れている。中には脂の乗った10キロ超の大ブリも登場しているといい、人気インスタグラマーのフッチーこと、渕上万莉さんが大島フィッシング(白椿寿久船長)を訪れた。あいにくの強風も湾内は影響が少なく、養殖筏につないだカセから、フカセ釣りで狙った。
午前5時30分、串本町の串本大島にある大島漁港へ到着。この日は西北西12メートルの風がビュービュー吹いていました。
「この中で本当に釣りできるの?」と、不安な気持ちの中、カセヘ渡してくれる船に乗り込みました。約5分程でセンカイカセのポイントに到着。白椿船長のお話の通り、釣り場は風裏で吹いても追い風、波もほとんどありません。
まだ、辺りは暗くてライトなしでは仕掛けを作るのも難しいので、ヘッドライト持参がオススメ。今回のメインターゲットは青物、主にメジロ、ブリです。私は以前、カワハギ狙いでカセ釣りをしたことがありますが、青物狙いは初めてなので、白椿船長に聞きながらタックルを組んでいきます。
竿は磯竿、がまかつ「真鯛スペシャルLVII」、両軸リール(ベイトリール)が使いやすいですが、特にカウンター付きがおススメです。ラインはフロロカーボン12号に直結で「ヒラマサ13号」の針を結びます。ジギング用の短めの竿でもOKとのこと。ただし必ずPEラインではなくフロロカーボンで。
何故フロロカーボンでそこまで太い号数が必要なのか…。PEラインは性質上浮きやすいのでフカセでは釣りづらいのと、周りには他のカセや養殖筏、ロープなどの障害物も多いため、耐摩耗性が強く、ある程度強引にやり取りできる太さが必要なんです。