2020.12.31 12:00

【竿々学々】良型揃いの“夜ハゼ”がスタート!釣り場は都会のど真ん中!?

【竿々学々】

良型揃いの“夜ハゼ”がスタート!釣り場は都会のど真ん中!?

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竿々学々

 ――師匠、ハゼの夜釣りってあるんですか。

 「おお、さては父君に聞いたな。実は、俺の友人が数年前から始めた釣りでマニアックな世界だが、確かにある。ハゼの夜釣りではなく、“夜ハゼ”と言っている」

 ――へえ~。父が師匠のお友達に聞いたって言っていたんですよ。ハゼって夜でも釣れるんですか。

 「ああ、ハゼが夜釣れることは、意外と知られており、東北地方なんかじゃ結構普通にやられている。しかし、江戸前ではハゼを夜に釣るって“文化”はなかったからな。お前が驚くのも無理はない」

 ――へえ~、そうなんですね。江戸前の釣り場はどの辺りなんですか。

 「もともと、ハゼは真冬になると大きな川の河口や湾内で巣穴を作って産卵すると考えられていたんだが、近年になって全てのハゼが河口や湾内に落ちて行っているわけではなく、河川の下流域に留まって巣穴を作って産卵している群れもいることが分かってきた。ただし、日中は巣穴に入ってしまっているので釣れない。夜になって餌を求めて出てきたやつを釣るってわけだ」

 ――その河川の下流域ってどこなんですか。

 「それが驚くなかれ、隅田川に直結する運河群が中心なんだ。つまり大都会のど真ん中ってわけだ」

 ――へえ~、でもあの運河群ってそんなに水深は深くないですよね。

 「おお、その通りだ。せいぜい3~5メートルってところだな」

 ――ということは、リール竿ではなくて延べ竿で釣れるってことですか。

 「おお、その通りだ。ほとんどの人が3~4メートルの竿で釣っている」

 ――夜の釣りってことは、当然ミャク釣りですよね。

 「ああ、さすがにウキ釣りは難しいよな。1~2号、中には0・5号のオモリを使ったミャク釣り仕掛けでやっているな」

 ――餌は青イソメでいいんですか。

 「もちろん、青イソメでもいいが、細身で柔らかいジャリメの方がいいっていうベテラン勢も多いな。それに最近流行っているホタテを使っている人も結構いるな」

 ――ホタテですか。生のホタテを使うんですか。

 「いいや。ボイルしたやつだ。冷凍保存がきく上に簡単に手に入るのも魅力的だな」

 ――私、イソメは全然問題ないんですが、ホタテで釣れるならホタテの方がいいですね。

 「ハハハッ、本音が出たな。餌持ちが悪いのが難点なんだが、この時期は数釣りじゃないからな」

 ――“夜ハゼ”、面白そうですね。一度連れて行ってくださいよ。

 「おお、考えとくわ」