2020.12.16 12:01

半夜のイカブリでアツいファイトだ!船中100本も 東伊豆・初島沖

半夜のイカブリでアツいファイトだ!船中100本も 東伊豆・初島沖

  • 船中最大5・8キロのワラサ。大型クーラーが必要です=東伊豆・初島沖
  • アツいファイトで寒さを吹き飛ばせ
  • 腕がしびれる1本だ
  • 餌付けは確実に
  • イカブリ釣り仕掛け

 東伊豆・初島沖で12月1日から半夜の“イカブリ”が始まった。イカを餌に、ワラサやブリを狙う冬の風物詩だ。ファイトは申し分なく、ワラサ級中心に上がっている。船中100本を超える好釣果が出たと聞いて、静岡県熱海市・網代『つちそう丸』へ向かった。

 港には興奮気味の釣り人たちが集まっていた。大型クーラーを並べ準備万端。釣り座が呼ばれ、私は右舷後方へ。17人で初島周りのポイントを目指した。日が沈み、他船のライトがまぶしく光る。現在使用している餌は冷凍イカ。親バリはエンペラの間に、孫バリは胴とロウトを縫うようにハリを掛けるとゲソが外れにくくなると隣の常連さんが教えてくれた。

 魚の反応に、船は急ブレーキ。水深70メートル。「下から10メートルでやってみて」と土屋旬船長。ハリス24号4・5メートルの頑丈な仕掛けを投入した。ひと流し目は空振り。しばらく走って再投入。「タナだけはこまめに取り直して」とのアナウンスが続く。ファーストヒットは左舷でワラサが上がった。皆に緊張が走ったが、アタリがなく移動した。

 皮がむけて白くなったイカは食いが悪く、新しいものに交換。仕掛けを落とす途中、糸が止まった。オマツリ? リールを巻くと、竿にグッと重さが乗った。慌てて合わせたが、餌が取られていた。船中でポツポツとアタリが出始めたが、バラシが多く、なかなか玉網の出番が来ない。

 後半に入り、指示ダナが「上から60メートル」に。1人2人と竿が絞り込まれ、ファイトが始まった。次こそはと構える。ククッと小さな前アタリ。少し竿を下げ、送り込むとグイグイと竿先が海中へ引き込まれた。思い切り合わせる。掛からずゲソだけ取られてしまった。活性が低いのかアタリはあるが、なかなか食い込むまでいかずフィーバーが訪れない。

 久しぶりにアタリが来た。竿が絞り込まれるまでじっと耐えるとさらに強く引き込まれた。何度か合わせを入れた。よしっ! が、その瞬間ズルッとした感触が。痛恨のバラシ。これを最後にアタリがなくなりタイムアップ。渋い日といわれたが、大小交じりで5キロオーバーが数本仕留められ、トップは5本、最大は丸々とした5・8キロ。大物と月明かりの下でファイトだ。(今井寿美礼)

 ★船長の見通し

 「これからヤリイカが釣れる時期になると、生きイカを餌にできるのでさらに面白い釣りになります。まだワラサ級が主体ですが、イカを追っている魚は型がいいので強烈なファイトを楽しんでもらえると思います。釣果につながるのでこまめなタナ取りと餌のチェックを怠らないことが大事ですね」

ガイド

〈船宿〉サンスポ推薦=網代『つちそう丸』電話0557・68・2469〈交通〉JR伊東線・網代駅下車、徒歩で約10分。マイカーは小田原厚木道路終点から国道135号熱海方面へ約1時間。網代漁港前を直進。駐車場あり〈乗合料金〉氷付き1万3000円(イカ1パック1000円から)。予約乗合で午後4時出船。