2020.11.22 05:00

【甘口辛口】落馬事故で療養中のMISIA 人の心を癒やし、勇気づける薬のような復活唱をじっくり待ちたい

【甘口辛口】

落馬事故で療養中のMISIA 人の心を癒やし、勇気づける薬のような復活唱をじっくり待ちたい

MISIA

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 ■11月22日 災難は時と場所を選ばない。大みそか恒例の「第71回NHK紅白歌合戦」に3年連続5回目の出場が決まったばかりの歌手、MISIA(42)が、落馬事故で背骨の一部を骨折。自宅で療養を続けている。15日に関東近郊の乗馬クラブで、知的障害を持つ選手たちと乗馬競技をしていたときの事故だった。

 関係者によると、直後に周囲の選手たちが「大丈夫?」と駆け寄ったのに対し、背中の激痛に襲われながらも逆に「心配しないで。私は大丈夫だから」と心遣いを見せたという。つらいときこそ、とかく人間性が出るものだ。デビュー曲「つつみ込むように…」ではないが、温かく包み込むような優しさは、歌声だけではないと実感した。

 乗馬は十数年前から趣味という彼女。世界の貧困地域を巡る慈善活動や知的障害者のスポーツ活動支援にも熱心なことで知られる。その素顔を撮ろうとTBS系「NEWS23」の企画で起きた事故で、原因は取材クルーの動きに馬が敏感に反応し、突然走り出した可能性を指摘された。

 が、MISIAは事故後、予定どおりキャスターのインタビューにも応じ、今週半ばには放送される予定だ。そこにも懐の深さを感じるが、全治6週間の重傷。診断されたのは16日で、単純計算だと12月27日に完治するが、果たして紅白に間に合うかどうか。大地を踏みしめるように高らかに歌い上げる歌唱スタイルだけに、心配される。

 関係者の1人は「12月19日から予定している東京公演を無事できるかが一つの目安」と指摘。人の心がギスギスしがちなコロナ禍。そんな中でも人の心を癒やし、勇気づける薬のようなMISIAの復活唱をじっくり待ちたいものだ。(森岡真一郎)