2020.10.15 12:00

【竿々学々】利根川河口沖のアカムツ好調! 50センチ近い大型も交じる

【竿々学々】

利根川河口沖のアカムツ好調! 50センチ近い大型も交じる

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 ――師匠、“ノドグロ”がおいしい季節になりましたね。今シーズンはどうなんですか。

 「今シーズンは、海水温がずっと高かったせいもあるのか、釣果にムラが目立っていたんだが、ここにきてだいぶ安定してきた感じだな」

 ――父に聞いたんですが、今シーズンはずいぶん大きいのが釣れているそうですね。

 「さすが父君、よくご存じだな。みんながみんな大きなわけではないが、条件のいい日には40センチオーバーがちょくちょく釣れているし、50センチ近い超弩級も姿を見せているからな」

 ――50センチ近い“ノドグロ”って一体いくらぐらいするんですか。

 「お前はすぐにカネのことを言い出すな。まあ、浜値(卸値)でも万に近いかそれ以上かもな」

 ――ですよね。前にも聞いた気がするんですが、師匠はキンキと“ノドグロ”では、どっちが好きなんですか。

 「俺は、キンキもアカムツも煮魚の最高峰と思っているんだが、同じサイズならキンキの方がうまいと思っている。しかし、とにかく、キンキの大きなヤツは激減していて40センチオーバーのものなどまずお目にかかれないからな」

 ――大体、キンキって釣り物になっているんですか。

 「その昔には三陸沖なんかでは、釣り人にも釣ることができたようだが、今では釣らせてくれる船はないと聞いている」

 ――ということは、釣って食べられるのは“ノドグロ”だけってことじゃないですか。

 「そういうことになるな」

 ――行きましょうよ。茨城・波崎港に師匠のお友達の船長が居たじゃないですか。利根川河口沖では、一年中“ノドグロ”が釣れるんですよね。

 「ああ、今ではほぼ周年、乗合船を出しているからな」

 ――確か去年は、地元で決めた規定匹数(10匹)到達者が続出するくらい好調でしたよね。

 「おお、確かにな。今シーズンはそこまで好調ではないが、良型交じりで4、5匹なら十分期待できる」

 ――それだけ釣れれば十分ですよ。師匠は煮魚って言いますが、私は“ノドグロ”の皮を炙ったお刺し身が大好きなんですよ。あんなにおいしいお魚はそうはいませんよ。

 「おお、確かに“ノドグロ”の炙りはうまい。なんだかお前の話を聞いていたら食いたくなっちまったな。行くか」

 ――ええ、行きましょうよ。

 「分かった。父君の都合を聞いておいてくれ。俺は船長に電話を入れておくから」

 ――はい。分かりました。