2020.9.24 05:00

【新台つまみ食い】賞味期限18年前のコショウで奇跡の料理

【新台つまみ食い】

賞味期限18年前のコショウで奇跡の料理

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賞味期限が18年前って…

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 あの機種は来年まで、その機種は今年の11月まで、といった具合でパチンコ・パチスロ業界における台の賞味期限というのは事細かに決められていて、大体のヒット機種は“サヨナラ会”と称して撤去前に思い出打ちをする人が続出します。

 去年でいうと『ハーデス』とか『バジリスク絆』でしょうか。ああゆう風に、キチンと撤去時期を管理してくれたら起こらなかったんだろうな…という悲劇が今年のはじめにありました。

 嫁の実家に帰ったときのこと。義弟が家族のために料理を作らなきゃ…と言ったのを受けて「だったら私が作ってあげるよ」と言い出した嫁。仕事終わりだった義弟もその提案に乗り、嫁はコトコトと鶏肉料理を作りだしました。肉が柔らかくなるようしっかり煮て、細かい味つけで調味料をサッサとふりかけて…順調そうな空気の中、義弟が声を荒らげました。

 「姉ちゃん! そのコショウ、どこから取ってきたやつ!?」。台所の下にあったやつだと説明する嫁に義弟は言いました。「そっちのコショウはマジでヤバいやつだよ。いつからあるのか誰も知らない、恐ろしいやつだよ」。

 あまりの騒ぎだったので実家にいた全員が台所に集まってきて、フタの底にある賞味期限を一斉に見ました。そこにあった年月はなんと、2002年。多摩川にアザラシのタマちゃんが迷いこみ、あゆが『Voyage』を歌っていた頃といったらピンとくるでしょうか。

 棋士の藤井聡太さんが生まれた年でもある2002年に撤去されるはずだったコショウが令和2年に振られていた…パチンコでいうと2020年に『ワニざんす』が新台導入された感覚です。奇跡ですね。完成した鶏肉料理がおいしく、今も家族全員が無事なのも奇跡でした。

マリブ鈴木

パチンコ・パチスロで生計を立てていた実績を買われ、慶応大学在学中から必勝ガイドでライター活動を始める。現在はガチンコ実戦からバラエティー企画まで、CSやYouTubeでさまざまなレギュラー番組を持つ。ボートやマージャンにも進出し、多岐にわたって活躍している。