2020.9.10 05:00

【甘口辛口】東京六大学野球、応援団が秋から入場復活 「知恵を絞り見せ場を作ってほしい」外野の戦いにも熱

【甘口辛口】

東京六大学野球、応援団が秋から入場復活 「知恵を絞り見せ場を作ってほしい」外野の戦いにも熱

 ■9月10日 「東京六大学野球、秋季はポイント制」という短信が目を引いた。通常の勝ち点制ではなく、2試合総当たりで各校10試合ずつ行い勝利1点、引き分け0・5点の合計点で優勝を争う。観客上限5000人で19日に開幕するが、最後の「応援団を各校100人以内で入場を認める」というくだりに喜んだファンも多いだろう。

 1925(大正14)年のリーグ戦発足以来、野球とは不可分の関係にある神宮名物の応援団も、8月の春季リーグ戦では入場を認められなかった。今回は通常の内野応援席ではなく外野の左中間、右中間に設けた専用エリアでリーダー、チアリーダー、吹奏楽など各校100人までが活動できる。

 得点が入れば肩を組み大声で歌うのが六大学の応援スタイルだが、感染防止徹底のため専用エリアに一般学生は入れない。壇上のセンターリーダー以外はマスクを外さず、チアもダンスだけになるという。早慶戦では特別に外野にも応援席を設けるが、他の4校にとって外野からの応援は初めてだ。

 「神宮に入れてもらえるだけでもありがたい」と立大時代副団長でOB会副幹事長の日永純治氏(49)は話した。「春のリーグで“六大学はやはり応援がないと寂しい”という話を多く聞き、胸にしみた。応援は究極のマンネリでも、黙々とやり続けているのが魅力なのだろう。こういうピンチでも臆せずやれるのも応援団のよさだ」

 各校とも運動部同様長い活動休止期間を乗り越え、4年生にとっては最後の晴れ舞台が間に合った。「どっちが優れていたか応援団にとっても一騎討ちの場になる。知恵を絞り見せ場を作ってほしい」と日永氏。外野の戦いにも熱が入りそうだ。(今村忠)