2020.7.16 12:00

【竿々学々】相模湾のマルイカ釣果上昇! この時期でも20センチ未満が…!?

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相模湾のマルイカ釣果上昇! この時期でも20センチ未満が…!?

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 ――師匠、マルイカって師匠が『イカの中で一番うまい』って言っている例のケンサキイカの“子供”ですよね。

 「ああ、その通りだ。少なくとも“ツツイカ”の中では、間違いなく最高峰だと思っている」

 ――そのマルイカが相模湾で釣れているって聞いたんですが…。確か、先月でしたっけ、師匠が新島からアカイカ(ケンサキイカの別名)が届いたって言っていましたよね。それもかなり大きなヤツが…。

 「お前の疑問は、そのイカの幼体(子供)がなぜ、今ごろ釣れるんだってことだろう」

 ――ええ、そうなんですよ。マルイカのシーズンって確か5月末ごろから始まるんじゃなかったんでしたっけ。

 「なかなか鋭いな。その通りだ。5、6月に20~30センチのマルイカが釣れ出し、真夏になるころには伊豆諸島海域で40~50センチに育ったアカイカが釣れ出すというのが、通常のパターンだった」

 ――それがなぜ今ごろになって相模湾でマルイカ(通常30センチ未満のケンサキイカの幼体の呼び名)が釣れているんですか。それもかなり小さいサイズも交じっているそうですよね。

 「ああ、その通りだ。20センチ未満の小型もかなり交じっているみたいだな。正直、どうしてなのか俺には分からん。近年は、このマルイカだけじゃなくて、あらゆる釣り物のシーズンが、昔(20~30年前)とは全く変わってきちまっている。東京湾では、去年、50数年ぶりのマダコの大爆釣があり、今年はその反動が来ると誰もが思っていたんだが、今年も去年並みに釣れている。東京湾奥部(横浜沖周辺)のアジは、真冬になっても水深20メートル前後の所に居続けているし、地球温暖化だけでは説明できないこともあちらこちらで起こっているしな」

 ――本当ですね。父も『昔の知見だけで判断すると大間違いが起きる』って最近よく言っています。

 「俺もそう思うよ」

 ――まあ、そうした難しい問題はおいといてマルイカ、釣りに行きましょうよ

。あの味は本当に絶品です。お刺し身はもちろん、煮ても焼いても本当においしいイカですよね。

 「先週の日曜日には、湘南の船がトップ2束(200)突破の釣果をあげてビックリした。群れの濃さは半端じゃなさそうだな。久しぶりに行ってみるか。父君に都合を聞いておいてくれ」

 ――はい。分かりました。梅雨の晴れ間を狙って出掛けましょうよ。

 「おお、分かった」