2020.7.9 12:00

【竿々学々】東北地方の渓流、シーズン盛期に!

【竿々学々】

東北地方の渓流、シーズン盛期に!

特集:
竿々学々

 ――師匠、そろそろ梅雨明けの季節になって東北地方の渓流釣りもシーズン盛期を迎えますよね。この前(3月)話していた秋田には行かないんですか。

 「おお、確かにそんな季節になったな。ここ4年、体調を崩したこともあって渓流釣りには行けず仕舞いだったからな。秋田・秋ノ宮温泉郷には、もう20年以上通っていただけに、あの時も言ったように今年は行きたいと思っているんだ。コロナ禍でGW明けには行きそびれたがな」

 ――父も『ここのところ足腰の状態もいいので、師匠が行くなら付き合いますよ』と言っていました。

 「それはそれは、ありがたいね。役内川は秋田の大河・雄物川の上流域でいくつもの支流があるし、いろいろな釣りが楽しめる。以前は大役内川の最上流部なんかにも足を延ばしたが、父君となら役内川本流でも面白い釣りができるからな」

 ――父も、起伏の激しい源流域の釣りはさすがに辛くなってきたが、本流域なら足を取られるようなポイントに入らなければ、まだまだ楽しめるって言っていました。

 「20年以上も同じ場所に通っていると、自分の足腰の衰えが分かってくるんだよ。3、4年前までは難なく越えられた流れの中の岩が、よじ登らなければ越えられないな~んてことをあちらこちらで体験することになる」

 ――まさに父も同じことを言っていました。それでも緑に包まれた渓流を釣リ昇る気持ちよさは、何物にも代えがたいモノだって。

 「役内川なら中流域でも、ウェーダーなしでも釣りができるポイントはいくらでもあるからな。父君に久しぶりに『新五郎湯』に宿を取ってのんびりと楽しみましょうと伝えておくれ」

 ――私も連れて行って下さいよ。運転手をやってあげますから。

 「おお、それはいいな。父君に長距離の運転をお願いするのは少々気が引けているんだよ」

 ――任せて下さい。私がエスコートします。

 「おお、頼むぞ。その代わりおまえの分の釣り道具や仕掛けは俺が用意しておくからな」

 ――竿はどのくらいの長さを使うんですか。

 「3間(5.4メートル)から4間(7.2メートル)の長竿だな。今のカーボンロッドは長竿でも片手で扱える軽さだからな。俺は3間半(6.3メートル)を使っているが、お前には4間竿を用意しておいてやるよ」

 ――ずいぶんと長い竿を使うんですね。

 「本流域なら長竿の方がポイントを広く狙えるからな」

 ――はい。分かりました。

 「父君に都合を聞いておいてくれ。日程が決まり次第『新五郎湯』に予約を入れておくからな」

 ――はい。