2020.6.25 12:00

【竿々学々】“梅雨イサキ”絶好調! 数、型ともに文句なし!

【竿々学々】

“梅雨イサキ”絶好調! 数、型ともに文句なし!

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竿々学々

 ――師匠、イサキの本当の旬は、今頃ですよね。

 「おお、その通りだ。最近じゃ、関東地区ではほぼ一年中乗合船が出ているし、“寒イサキ”なんていう昔はなかった呼び方もあるようだし、シーズンが明確じゃなくなっちまっているからな」

 ――そうなんですよ。釣果欄を見ていると、いつでもイサキが載っていますからね。でも前に“梅雨イサキ”って教わった記憶があったので、いよいよシーズン本番じゃないかって思ったわけです。

 「お前の認識は正しい。イサキと言えばやっぱり初夏が旬、つまりこの時期が一番うまいってことだ」

 ――ですよね。私、イサキって姿形が好きなんですよ。お魚らしいお魚って感じじゃないですか。

 「まあ、言われてみればアジと並んで魚らしい魚って感じはあるよな。最近はあちらこちらでバッグリミット(制限匹数)も設けられるようになって、千葉・外房地区を中心にほとんどの地域で50匹までと決められている」

 ――バッグリミットは、いいですよね。何度か外国にも釣りに行きましたけど、先進諸国ではバッグリミットのない国はありませんよね。50匹は少し多過ぎる気もしますが…。

 「ハゼやワカサギのように1年で生涯を終えてしまう魚はともかくとして、何年も生きる魚については、ある程度の制限はした方がいいよな。日本の釣りの主流は、もともとが食べるためのモノだったこともあり、西洋諸国の考え方をそのまま真似る必要はないと思うが、少なくとも“大量虐殺”のような釣りはすべきじゃないよな」

 ――仰る通りだと思います。ところで、イサキ釣りのコツって確かタナでしたよね。以前、師匠から『イサキはタナを釣れ』って教わったと思うのですが。

 「おお、その通りだ。よく覚えていたな。食いのいいときには、少しくらいタナがズレていても食ってくるが、渋いときには30、40センチ違っても食わないときがあるからな。もう大昔になるが、初めて外房・大原にイサキ釣りに行ったとき、隣のベテランは入れ食いで釣っているのに俺の竿には全くアタリがないってことがあった。当時はリールにカウンターなんてモノは付いていなかったから、いったん底まで仕掛けを下ろしてタナを取っていたんだが、そのベテランに頼んでタナを計ったら、40センチくらい上を釣っていたことが分かった。リールのカウンターでも道糸の色分けでもいいから、とにかく、正確にタナを取ることだな」

 ――はい。分かりました。今シーズンは好調のようですから、天気のいい日を選んで行ってきますね。

 「おお、釣れたら、2、3匹持って来てくれ。イサキの刺し身はしばらく食っていないからな」

 ――はい。了解です。