2020.5.22 05:00

【甘口辛口】馬も人も県内完結の園田競馬 ネット投票好調も早く活気あふれる姿に戻って欲しい

【甘口辛口】

馬も人も県内完結の園田競馬 ネット投票好調も早く活気あふれる姿に戻って欲しい

 ■5月21日 コロナ禍で自粛が続く中、地方競馬が好調だ。園田競馬の大レース・兵庫チャンピオンシップが行われた6日の売り上げは約19億6000万円で前年比175%。2008年11月のJBC競走での約20億5000万円に迫る勢いだった。

 もちろん3月3日以降続く無観客開催。他の娯楽も少ないGW最終日で、在宅の競馬ファンのネット投票のみの金額だ。同じく2月末から無観客になっているJRAのネット投票の主力・即PAT会員は、10日までに約27万人増えて約321万人。平日は一部地方競馬の投票も可能でSPAT4、楽天競馬などネット投票委託業者とともに園田競馬の売り上げを支えている。

 加えて、園田競馬が3月末から導入したのが薄暮開催。不定期ながら通常午後4時半前後の最終レースを午後7時前後まで繰り下げた。平日は夕方以降になると仕事が終わり、当然投票が増える。もともと12年にナイターレースを導入した際に、周辺住民が夜間の治安を懸念していた経緯があったが、無観客なのでこの点もクリアできた。

 園田競馬は馬も人も基本、兵庫県内で完結しており、県をまたぐ移動の問題も少ない。先週から秋までの金曜ナイターが始まった。実は金曜はJRAネット投票がメンテナンスのため利用できないのだが、15日の売り上げは前年比133%だ。

 その一方で苦境に立つ場内係員や飲食業者、関係業者の生活の問題がある。やはり競馬場はファンがいてこそ。関係者は通常開催再開に備えて感染症対策などを想定している。お客さんが入ったうえで売り上げも好調のまま-。活気あふれる園田競馬に早く戻ってほしいものだ。(宮本圭一郎)