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釣り針、基本は5種類 あなたのふとした疑問を解説します

釣り針、基本は5種類 あなたのふとした疑問を解説します

芦之湖漁協の理事でもある山木プロ。今年3月1日、芦ノ湖の解禁釣り大会に参戦した松本アナと記念ショット

芦之湖漁協の理事でもある山木プロ。今年3月1日、芦ノ湖の解禁釣り大会に参戦した松本アナと記念ショット【拡大】

 釣りを続ける中で今イチ分からないことでも、「今さら聞けないしな~」と感じ、そのままになっている基本的なことについて、バスプロでAPCの山木一人さんが解説する新企画。第3回は、魚釣りをする上で釣り糸、釣り竿と並んで絶対になくてはならない、人と魚をつなぐ接点となる釣り針の話です。

 釣り針は旧石器時代の遺跡などから多数出土されているように何千年も前から使われている。兵庫県の加東市や西脇市に行くと、橋の親柱に釣り針がデザインされていたり、釣り針製造の会社のロゴを目にしたりするほど、播州は釣り針の町。150年以上前、高知から釣り針製作の技法を学び戻った彦兵衛という人がこの地で技術を広めたためといわれている。

 今では釣具店に行けば釣種別に魚の写真や絵付きの専用バリが多く並んでいるので選びやすいが、基本的には5種類からの派生種である。

 中でも“釣り針といえばこの形”とも感じる基本形状を持つのが「伊勢尼バリ」=写真〔1〕。名前の由来はメーカーでも正確に把握できないほどの歴史があり、200年以上前にこの名称のハリが存在。フトコロが広く軸は短め、太さがあるため高い強度を出しつつもハリ掛かりが良いことでさまざまな魚種に対応できる万能型だ。ただし太くて小さい餌が付けにくく、生き餌が弱りやすいなどのデメリットがある。そこを補うような改良を施したチヌバリやグレバリが作られている。

 汎用性の高い形状から魚種を選ばずに使えるのが「丸セイゴバリ」=同〔2〕。スズキの幼魚のセイゴ釣りのためのハリとされ、やや縦長の形状でフトコロが少し狭くなっているので、餌の食べ方に左右されることなく食い込ませることが可能。がっちりとフッキングでき、餌取り名人のカワハギ釣りにも使われる。各釣種別にある完成品の仕掛けでも多用されている。

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  • 写真〔1〕釣り針といえばこの形
  • 写真〔2〕魚種を選ばずに使える
  • 写真〔3〕餌を吸い込む魚に最適
  • 写真〔4〕「キツネバリ」をさらに発展
  • 写真〔5〕小物用として使える
  • 写真〔6〕LTアジ仕掛けで多く採用