2020.3.19 12:00

【竿々学々】今シーズンの渓流釣りの状況は!? 夏場の水不足がマジで心配

【竿々学々】

今シーズンの渓流釣りの状況は!? 夏場の水不足がマジで心配

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 ――師匠、もう3月の半ばだっていうのに、今年は渓流釣りの話が全く出てきませんね。

 「おう、確かにな。以前は、2月26日の長野県の解禁に始まって、3月1日の関東地区主要河川の渓流解禁日には、必ずどこかの川で竿を出していたんだがな。お前も知っての通り、4年前に体調を崩してからは、脚、腰に自信がなくなってな、今年もどこにも出掛けなかった」

 ――確かに渓流釣りは、脚、腰がしっかりしていなければどうにもなりませんものね。でも、師匠のことですから情報は仕入れているんでしょう。

 「ああ、仲間たちはあちらこちらに出掛けているからな。全員がこんなに暖かい解禁日は今までに経験がなかったと口を揃えて言っている。以前は、解禁日と言えば、道糸やフライ(毛バリ)についた水滴が凍ってしまうことも当たり前のように起こっていたからな」

 ――雪の量も半端ではなく少ないようですね。

 「少ないなんてレベルじゃないな。日本海側の東部地区では、例年の7・7%、東北地方でも例年の44%の降雪量しかなかったそうだ」

 ――東北地方でも例年の半分も降っていないってことですか。それじゃ、夏場の水不足が深刻になるんじゃないですか。

 「日本海側も東北地方も適度に雨は降っているようなので、すぐに深刻な水不足ってことにはならないだろうが、夏場の渓流域の水不足は避けられんだろうな。なんせ、水量補充の最大の備蓄である積雪がほとんどないんだからな」

 ――それでも釣果の方は全般によかったようですね。

 「ああ、その通りだ。水位も高く、この時期としては気温、水温ともに暖かいから魚の活性も高いのは当然で、どこでもシーズン盛期を思わせる状況だったようだ」

 ――ということは、今年の渓流釣りは、なるべく早く出掛けた方がいいってことですよね。師匠の体調次第でしょうが、今年は例の秋田の渓流には行くんですか。

 「ああ、ここ2年は行っていないからな。今年はぜひとも行きたいと思っている」

 ――時期はゴールデンウイーク明けごろですよね。ぜひ私も連れて行ってくださいよ。それに父も行きたいって言っていました。

 「おお、久しぶりに皆で出掛けたいな。例の定宿に電話して状況を聞いておくからな」

 ――具体的な日程が決まったら早めに教えてくださいね。

 「ああ、分かった」