2020.2.29 05:00

【甘口辛口】JRA無観客開催、紙の馬券買うしかない高齢ファンは気の毒…これを機にネット投票に加入してみては

【甘口辛口】

JRA無観客開催、紙の馬券買うしかない高齢ファンは気の毒…これを機にネット投票に加入してみては

無観客で行われた口取り=中京競馬場(撮影・安部光翁)

無観客で行われた口取り=中京競馬場(撮影・安部光翁)【拡大】

 ■2月29日 友人が勤める会社で新型コロナウイルスの感染者が出たと知り心配してメールを送ると、翌日からの在宅勤務の準備で忙しいという返事が来た。その最後に「競馬もこのままいくと無観客レースになったりして」。その話題は、東京マラソンの一般参加者の出場中止が決まった17日から出ていた。

 JRAは27日、ようやく29日からの開催を無観客で行うことを発表した。前日の政府による大規模イベントの自粛要請を受けた格好。東京競馬場に5万以上の観衆を集めたフェブラリーSの後だけに、先週までの競馬場入場者から感染者が出ないことを祈るばかりだ。

 その前開催での電話、インターネット投票のシェアは通常より5ポイント増の75%だったとか。普段は競馬場や場外馬券場で買う人がネットで購入したことが大きな要因という。これだけネット投票が普及していれば、諸経費は減少するので経営的打撃は大きくないだろう。

 それよりも気になるのは、今週から馬券が買えなくなるファン。ネットに疎くてネット投票ができず、紙の馬券を買うしかないお年寄りが多い。無観客レースは高齢ファンの週末の楽しみを奪うものだ。大相撲観戦もお年寄りの大きな娯楽だが、たとえ無観客になってもテレビ桟敷で応援できる。片や競馬は、馬券を買わずに見ると味気なくて楽しめないという人がいる。

 気の毒だが、ここ1~2週間が感染の拡大抑止の瀬戸際になるというから我慢するしかない。馬券が買えずもんもんとするのではなく、これを機にネット投票に加入してはどうか。子供や孫に聞けば簡単に入れるはず。足腰が弱ってきた方もいるだろうから、在宅投票の良さも実感するのではないか。(鈴木学)

  • 中山競馬場でレースを前に無観客のパドックを回る競走馬=29日午前、千葉県船橋市
  • 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ目的で無観客で開催された中山競馬=29日午前、中山競馬場(撮影・斎藤浩一)
  • 無観客で実施された日本中央競馬会のレース=29日午前、千葉県船橋市の中山競馬場
  • 馬券の発売・払い戻しが電話とインターネットのみになり、人影のない中山競馬場の馬券売り場=29日午前、千葉県船橋市
  • 無観客で行われる中京競馬場のレース=中京競馬場(撮影・安部光翁)
  • 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため無観客競馬での開催となった中央競馬。中山1Rの口取り撮影風景=撮影・菅原和彦
  • 中山競馬場の大型ビジョンに映し出された感染症対策のお願い=29日午前、千葉県船橋市