2020.2.23 05:00

【甘口辛口】改めて感じた中居正広の情の厚さ…ジャニーさんの遺骨持参し会見、実父の命日に個人事務所設立

【甘口辛口】

改めて感じた中居正広の情の厚さ…ジャニーさんの遺骨持参し会見、実父の命日に個人事務所設立

 ■2月23日 正直、驚いた。タレント、中居正広(47)がジャニーズ事務所を退所して独立することを発表した21日の会見で、くも膜下出血のため昨年7月9日に死去した前事務所社長、ジャニー喜多川さん(享年87)の遺骨を小瓶に入れて持参。「『力をくれ』と思って持ってきました」と報道陣に見せたからだ。

 14歳から世話になった育ての親だけに、遺骨は百人力のお守りになったのだろう。ジョーク連発で報道陣を爆笑させた。ジャニーさんが何と思っているかと聞かれ、中居は「YOU、最悪だよ」と笑わせたが、遺骨を披露されたことも含め、ジャニーさんは草葉の陰で許しているに違いない。

 それにしても、芸能人の会見で恩人の遺骨披露は珍しい。それだけ絆が強い証し。驚いたのはそれだけではない。中居は普段からジャニーさんとともに、喉頭がんのため2015年2月19日に死去した実父、正志さん(享年79)の遺骨の一部も自宅に並べて安置していることを明かした。

 3人兄弟の末っ子として、幼い頃から正志さんに野球や水泳で遊んでもらった中居。父の最晩年には豚汁やおにぎりを作って励ましたことでも知られる。しかも、今後の拠点とする個人事務所「のんびりな会」の設立は正志さんの命日。中居は世話になった人たちへの気遣いが人一倍といわれるが、情の厚さを改めて感じた。

 「YOU、やっちゃいなよ」精神で見守ってくれたジャニーさん、好きな道を歩ませてくれた正志さんと新たな一歩を踏み出した中居。咋今は情のかけらもない犯罪が多発し、新型コロナウイルスの感染拡大も収まりそうにない。そんな折だけに、珍しく人間くさいホッとできる会見でもあった。 (森岡真一郎)