2020.2.5 12:00

深海のモンスター、バラムツ狩る 大物ハンターの登竜門にきくりんが挑む/関西フィッシング

深海のモンスター、バラムツ狩る 大物ハンターの登竜門にきくりんが挑む/関西フィッシング

特集:
関西フィッシング
きくりんと川森慶子さん(左)にダブルヒット!! それにしてもデカイ!!

きくりんと川森慶子さん(左)にダブルヒット!! それにしてもデカイ!!【拡大】

 大物ハンターの登竜門!? 今回、きくりんこと菊池雄一さんが挑戦したのは体長2メートル、重さ50キログラム超に達する深海の怪魚「バラムツ」。筋肉内にワックスエステルを多量に含むため、数切れ以上食べると百発百中で下痢をするといういわく付きのモンスターだ。トルクのある強烈な引きはバラムツならではの醍醐味! 和歌山県白浜町の最新鋭大型釣り船「代々丸」(●(=さんずいにウかんむりに眉の目が貝)本浩二船長)でバラムツジギングを満喫だ。

 釣行したのは1月21日。港を出てポイントには約30分ほどで到着。まずはライト深海釣りでお土産用のクロムツ釣りにチャレンジです。胴突5本バリ仕掛け(ハリス10号、オモリ200号)にサバの切り身を付け、海底300メートル前後を探ります。

 当日はウネリの影響で出船を遅らせたこともあり、釣り時間が若干短かくなったものの、しっかり良型のクロムツをゲットすることができました! クロムツ釣りでは、ボトムに仕掛けを入れることが重要ですよ!

 18時、水深150メートル前後のバラムツポイントへ移動。移動時間も短く、即釣り開始です。経験上、この1投目が活性を見極めるうえで非常に重要です。大小問わずアタリが出れば多くのヒットが期待できるからです。

 ジグを着底させ、誘いを入れ、オモリが底から6メートル切ったところでいきなりのアタリが!

 最高のパターンでヒット!! が、少し早アワセをしたのかフックキングには至りませんでした。その後、すぐ誘いを入れると再度アタリが!! 今度は気持ち竿先を送り込みながら竿を立ててフッキング!!

 すると、バラムツの強烈な締め込みが襲ってきます。リールのドラグが滑り、一気にラインが10~30メートル出ていきます。この時の「ジャジャジャーッ」というドラグサウンドがアングラー最大の幸せかも(笑)。

 同船者の方と同時ヒットでしたが、無事、2匹ともランディング。150センチアップ、推定20キログラムの良型バラムツでした。これでアベレージサイズでございますよ(笑)。

 その後もバイトが続き、私自身も体力を回復させた後に、もう1本いっときました!! 目方はなんと、25キログラム!!

 しかし、それで終わらないのが代々丸の凄いところ。最後のタイミングでドラマが起きましたよ!!

 バラムツ初挑戦の方が170センチオーバー、40キログラム級をゲット!! お祭り騒ぎの最高潮に達したところでストップフィッシングとなりました。

 私のレコードは35キログラム…。40キロ、50キロのモンスターを目標に、近くまた白浜沖に出かけたいと思います。皆さんもぜひ、バラムツジギングにチャレンジを!! (菊池雄一)

 ◆深海のギャング「バラムツ」とは?

 日中は水深600~800メートルの深海に生息し、夜になるとエサを求めて100~200メートル前後の比較的浅場に浮上してきます。クロタチカマス科に属し、歯が非常に鋭く、ウロコはバラの棘のようで、かつ硬いです。「バラムツ」の名のゆえんらしい…。

 ロングタイプのジグにリアフックだけつけるのは、歯やウロコでリーダーが切れるのを防ぐため。ジグはオモリとアピール役を兼ねていて、グロー入りが必須です。

 バラムツは浮袋を持たないので水深の変化に強く、いったん海面に浮かせても再び30メートル以上潜ることもザラ。甲板に上げても暴れるので、写真を撮ってリリースするまで全く気が抜けません。

 なお体内の油脂成分のほとんどが人体では消化されないワックスエステルでできていて、食べると腹痛や下痢を起こす場合があり日本では流通が禁じられています。

 ●(=さんずいにウかんむりに眉の目が貝)本船長の話では、冬場に大型が出やすいとのこと。私自身、毎年1~3月にかけて挑戦しています。また、月夜回りがさらなるチャンスタイムかもしれませんよっ!!

 ★きくりんの釣り方

 ヘビィータイプのジギングタックルにPE4号(最低300メートルは巻いておきたい)、リーダーはナイロン40号前後を5メートル、ジグは300~350グラム、ジグのリア(下)に大型のアシストフックを付けます。そのフックにサバの切り身を付けて狙います。

 狙う水深は150~180メートルラインが主。ジグを着底させ、3回ワンピッチジャークをし、ステイ5秒前後の繰り返しで誘いを入れます。ボトムから30メートルぐらいまでを中心に探ります。

 見かけによらず非常にアタリが小さいことが多く、早アワセは厳禁です。アタリがあればその場で食い込みを待つか、少し上へ誘いを入れ、ロッドが引き込んだところでフッキングさせます。テンヤタチウオの釣りで解説してきた「深追い掛け釣法」に非常に似た釣り方です。

 代々丸ではライト深海釣り(クロムツがメイン)とのセット便で楽しめます。出船時間は要確認ですが、日没までクロムツを狙い、その後、バラムツ釣りにチェンジします。これでお土産はバッチリですよ!

 ◆波の日も大型船で安心

 乗船者の安心・安全を重視し、全船最新鋭の大型船を導入しています。揺れも少ないので船酔いが心配の人も比較的大丈夫。水洗トイレも完備されているので、ファミリー、シニア、女性の方も安心して釣りを楽しむことができます! 釣った魚は船長が締め、袋に魚を丁寧に包み、最良の状態でクーラーに入れてくれます。

 レンタルタックルも充実。今回のような大型の魚を狙う道具がないという方も安心です。

  • 【右】170センチオーバー、40キロ級のバラムツを仕留めた大阪市の高橋さん【左】10分以上の格闘の末、人生初のバラムツをゲットした大塚香奈さん
  • 「頑張れ、きくりん!」女性陣から励ましの声援が!
  • “美味しいお土産”に鈴木あかねさんも思わずニッコリ
  • 代々丸
  • きくりんのジギングタックル
  • バラムツを仕留めたがまかつの管付ムロアジ30号