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輪違善志くん、9歳最年少V! 湾奥千葉マコガレイ大会

輪違善志くん、9歳最年少V! 湾奥千葉マコガレイ大会

輪違善志くん

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 今年最初のワンデーとなる「サンスポフィッシング・チャレンジ2020」の湾奥千葉大会が13日、4軒の船宿から6隻91人が参加して開催された。マコガレイ1枚の全長制で争われ、『伊藤遊船』1号船の輪違善志くん(わちがい・よしゆき、9、江戸川区)が41・5センチをマークして初優勝した。ボーナス船制度からは『守山丸』の黒川良人さん(48、千葉市)が勝ち上がり、揃って11月開催予定の「チャンピオンシップ(CS)」出場権を獲得した。

 ワンデー開幕

 あどけない表情でレッドカーペットに立った。ライジャケに着せられている感たっぷりの小学3年。名前を呼ばれて優勝カップを手渡されると、にっこり。渋い大会だったが、歓声と大きな拍手が起こり、温かい雰囲気に包まれた。

 「うれしい。魚が(海面に)見えたとき、優勝だと思った」

 自分の言葉で話すよう父の柾善さん(32)に促され、善志くんは照れながらゆっくり“勝者の弁”。たまに地元の川でハゼやテナガエビ釣りを楽しむ小学生が、開幕戦でビッグなサプライズをやってのけた。

 善志くんが乗った『伊藤遊船』1号船は午前8時に出船し、行徳沖の水深8メートルへ。大会前の1週間は51センチの大型や12枚の大釣りが釣果欄をにぎわしていたが、本番は低調で型を見るのがやっと。午前11時ごろ、田島定行船長は移動を決断。数は少ないが、上がれば大きい地先のポイントへ。そこでいきなり結果を出したのが、善志くんだった。

 祖父の林浩一さんが同宿で上乗りをしており、「やりたい」と志願して弟の敬志くん(8)と出場。父と祖父に見守られる中、船釣りデビューした。周りは2本竿だが、1本竿で餌の青イソメを2、3本とも7センチに揃えることだけを心掛けたという。殺気がなかったおかげか? コヅいている途中に「何か来た」と声を上げた。速く巻くとすっぽ抜ける恐れがある。「ゆっくり」と周囲からアドバイスを受け、41・5センチを釣り上げた。

 本検量には大型を手に一番で現れ、審査員らの度肝を抜いた。91人中、型を見たのは15人。父も「当たり付きの10円のお菓子を10個買ったら、3個当たることがあるぐらい運がいい。私はきょうはアタリもなかった。1枚釣れるどころか優勝するとは」と驚いていた。

 9歳のワンデー優勝は最年少。今年のCS出場権獲得第1号となった。CSで上位入賞すれば、オーストラリア旅行にペアで招待される。「お父さんと行きたい」と早速指名。11月に向けて、親子の楽しい釣り特訓が始まった。

チャンピオンシップ(CS)

ワンデー、ミニワンデー、タームの各大会の優勝者、ボーナス船勝者が集まり、「グランドチャンピオン」決定戦と位置付けて毎年11月に行われる。昨年はマダコを対象に『長崎屋』『根岸丸』で開催され、上位2人が「パラオ釣りツアー」の権利を獲得した。

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  • 田島定行船長
  • 小嶋淳平さん
  • 黒川良人さん
  • 村井仁さん
  • 山口佳奈子さん
  • 遠藤竜太さん
  • 小川憲道さん
  • 森川裕一朗さん
  • 伊藤芳輝くん
  • 参加者の多くは1本は船下、1本は投げて探ってマコガレイを狙った=東京湾・行徳沖
  • 湾奥千葉地区大会成績表