2020.1.2 12:00

【竿々学々】東京湾のシロギス、良型中心に束釣りも 海水温下がり、群れ固まる?

【竿々学々】

東京湾のシロギス、良型中心に束釣りも 海水温下がり、群れ固まる?

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竿々学々

 ――師匠、父から聞いたんですが、東京湾のシロギスがやっとまともに釣れ出したそうですね。

 「おお、横浜・本牧の船で150匹を超える釣果も記録されたからな。ただ、この時期なので乗合船を出している船宿は限られるけどな」

 ――確かにシロギスというと、暖かい時期の釣り物という印象が強いですものね。

 「実際は、海水温が下がって群れが固まるこの時期もそれなりに面白いんだがな。シロギスというと、防寒着を着て釣るっていうイメージがないからな」

 ――でも、スポーツ新聞の釣果欄を見ていると、横浜方面の船宿さんは結構シロギスの乗合船を出していますよね。

 「ああ、金沢八景には、周年シロギス船を出している船宿もあるからな。東京湾を代表する釣り物であることは確かだし、根強い人気があるターゲットだからな」

 ――ですよね。だって師匠も父も大好きじゃないですか。私、この時期のシロギスってやったことがないのですが、難しそうですね。

 「そう思うのは無理もないが、実際はそうでもない。確かに暖期のようにアタリは大きくはないが、群れが固まって争って餌を食うこともあり、お前が思っているほどアタリも小さくはない。穂先の感度のいいキチンとした竿さえ使っていれば、アタリはキッチリ取れるはずだ」

 ――父の話では、サイズもいいようですね。

 「ああ、12、13センチの小型も交じるが、20センチオーバーの良型もかなり交じってくる。しかも良型は太い」

 ――太いってことは、脂が乗っているってことですよね。

 「その通りだ。シロギスというと、天ぷらの材料一色みたいな言い方をされるが、脂さえ乗っていれば塩焼きなんかでもうまいんだ。もちろん、俺一押しのしゃぶしゃぶにしても、この時期のシロギスは絶品だ」

 ――数釣りじゃ2人にかなわないので、餌を大きくして良型狙いに徹してみようかな。

 「それ、いいかもしれんぞ。良型を狙うなら大きな餌というのは、実は的を得ているんだよ。シロギスに限らず、“魚釣りの真理”の1つと言ってもいいかもしれん」

 ――分かりました。今回は良型狙いに徹してみます。

 「父君に近々ご一緒しましょうと伝えておいてくれ」

 ――はい。分かりました。