2019.12.26 12:00

【竿々学々】千葉県・外房、片貝沖のハナダイ絶好調!

【竿々学々】

千葉県・外房、片貝沖のハナダイ絶好調!

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竿々学々

 ――師匠、師匠、外房の片貝沖でハナダイが絶好調だって聞いたんですが、本当ですか。

 「ああ、本当だ。20~30センチ級の良型中心に条件のいい日なら平均でも30~40匹は釣れている」

 ――そんなに大きいんですか。

 「おお、もちろん17、18センチ級も釣れるが、逆に35センチを超えるマダイと見間違えるような大型も交じってくるからな」

 ――父から聞いたんですが、その昔、銚子沖の“犬若モダリ”という釣り場で、毎年のようにハナダイの束釣り(100匹以上)ができたそうですね。

 「“犬若モダリ”か、久しぶりに聞いたな。父君の言う通り、もう30年以上前になるが、年末といえば銚子外川港に出掛け、“正月用のタイ(ハナダイ)”を調達するのが、恒例になっていたんだがな…」

 ――今では、銚子の船宿でハナダイの乗合船を出しているところはないですよね。

 「おお、もうだいぶ前から辞めちまったな。一時は飯岡の船宿が跡を継ぐような形でハナダイの乗合船を出していたが、一つテンヤのマダイが盛んになるにつれて、あまり熱心じゃなくなっちまったからな」

 ――その“犬若モダリ”のハナダイは、何で釣れなくなっちゃったんですか。

 「最大の理由は、漁船(底曳き網)による乱獲だな。魚の値段がどんどん高くなり、結構な値段で売れ出したことが引き金になったんだと思うがな。その後、網の規制なんかも厳しくなったが、一度駄目になった漁場(釣り場)は、簡単には元に戻らず、復活がないままに今の状況になっちまった」

 ――片貝沖のハナダイってどんな仕掛けで釣るんですか。

 「今は、エビ餌を使った胴突き仕掛け(2、3本バリ)でやっている。もっともオーソドックスで面白い釣り方だよな」

 ――私も胴突き仕掛けの釣りって好きですね。『釣った!』って感じがするんですよね。

 「おお、確かにな。コマセ釣りなんかだと向う合わせ的な釣りが多いが、胴突き仕掛けの場合は、合わせをしっかり入れないとハリに掛からないからな」

 ――そうなんですよ。いきなり食い込むこともありますが、合わせを入れてガチッとハリ掛かりした時の感触はたまらないですよね。

 「久しぶりに“正月用のタイ”を釣りに出掛けるか。父君の都合を聞いておいてくれないか」

 ――分かりました。父も喜ぶと思いますよ。

 「俺は、片貝の船長に電話しておく」

 ――よろしくお願いします。