2019.12.11 12:00(1/2ページ)

廣原さん、技ありV!「タチウオ甲子園 船」数部門決勝/関西フィッシング

廣原さん、技ありV!「タチウオ甲子園 船」数部門決勝/関西フィッシング

特集:
関西フィッシング
ベテランの技と経験で着実にアタリを出し続け、栄冠をつかんだ廣原新治さん(撮影・可児宗元)

ベテランの技と経験で着実にアタリを出し続け、栄冠をつかんだ廣原新治さん(撮影・可児宗元)【拡大】

 船のタチウオ数釣りナンバーワンを決める「サンスポ杯タチウオ甲子園2019 船」の数部門決勝が11月24日、和歌山市加太の「三邦丸」で開催された。6度行われたハイレベルな予選を勝ち抜いた23人が参加(1人欠席)。食い渋る中、コンスタントにアタリを出した廣原新治さんが16匹で見事、2代目王者に輝いた。

 表彰式で優勝者の名前が呼ばれると、ガッツポーズとともに会心の笑みがこぼれた。数釣りバトルを制したのは、昨年4位で悔しい思いをした廣原さんだ。

 好天に恵まれた決勝は午後零時30分出船。1時前に洲本沖に到着し1時3分、MC伊丹章さんのスタートフィッシングコールで激戦の火ぶたが切られた。北の風、水深は93メートル。序盤はミヨシ(船首)が潮上らしく、前の選手が好調だ。

 6分に大森崇弘さん、9分に杉本正人さんがヒット。「極小です」と杉本さん。前日23日の幅部門から一転、この日は数釣り。極小でも立派に数のうちだ。15分には杉本さんが2匹目。左舷船首で快調に釣り続ける。

 2流し目は95メートルから。船のあちこちでアタリが出始める。1時34分、手巻きリールで挑む大森さんが2匹目。35分には紅一点の三石忍さんも小さいが1匹目。「デカいのはきょう、いらないから」。見事な手際でクーラーに収めて次のテンヤを投入する。

 37分には左舷中央に近い小泉敦史さんがナイスサイズをヒット。口から他のタチウオの尾がはみ出している。このあたりから小泉さんが連発。2時55分の中間集計までに、ただひとり10匹に乗せた。続くのは杉本さんと右舷トモ(船尾)の廣原さんで9匹。全く予断を許さない。

 「『魚が深追いしてこない』ってみんな言ってますね。これは20匹行かないかも…」と伊丹さん。昨年の優勝スコアは44匹だから、確かに渋い。それでも実力者は魚を引っぱり出してくる。風が南に変わり、トモの廣原さんが忙しくなる。

 「これなら20匹行くかも。トモが有利な気がしますね。ただ、前の様子がわからないので」

 残り30分を切り、風は再び北寄りに。船首の杉本さんと、南野義雄さんの電動リールがうなる。小さいアクションと長めのステイで誘う廣原さん。小泉さんは速めの細かいアクション。勝つのは誰か、最後までわからないまま4時30分、ストップフィッシング。

 16匹で2代目チャンピオンとなった廣原さんは前日の幅部門で4位。第1回となった昨年大会も幅部門でチーム優勝、数部門は4位の成績を残した。ここまで4度の決勝すべてに出場するタチウオ甲子園の申し子だが、数部門優勝は格別のよう。さらに111センチでビッグワン賞も手にし、2冠の快挙を達成した。

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  • 廣原新治さん
  • 2位小泉さん
  • 廣原さんが使用していたテンヤ
  • 三邦丸