2019.11.23 05:00

【甘口辛口】大河の沢尻容疑者出演シーン「そのまま放送したら」の声あるが…

【甘口辛口】

大河の沢尻容疑者出演シーン「そのまま放送したら」の声あるが…

沢尻エリカ容疑者

沢尻エリカ容疑者【拡大】

 ■11月23日 謎に満ちた才知あふれる戦国武将、明智光秀が織田信長を討った後、どう描かれるのか。芸達者の俳優、長谷川博己(42)は、光秀をどう演じるのか。来年1月から始まるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・0)を楽しみに待っているのは、時代劇ファンの小欄だけではあるまい。

 今さらながら、女優、沢尻エリカ容疑者(33)の麻薬取締法違反事件(所持)で興をそがれ、残念でならない。ともあれ、信長の正室、帰蝶(濃姫)の代役は、時代劇も大河も初めての川口春奈(24)に決定。沢尻容疑者とは何かと比較されるだろうが、フレッシュな魅力に期待したい。

 それにしても、ピエール瀧(52)が沢尻容疑者と同じ麻薬取締法違反事件(使用)で逮捕(その後、有罪判決)された頃からだろうか。出演作品と犯した罪は別として、ピエールの出演していた大河「いだてん」はそのまま放送すべきという声がネット上などで散見した。結局は代役を立てて放送されているが…。

 今回の「麒麟がくる」も、沢尻容疑者の収録分は、そのまま放送したらどうかという声が識者の間からも上がっていた。しかし、大河の撮影期間中に違法薬物のMDMAを隠し持っていた事実は消しようがない。幻覚症状や精神錯乱で、犯罪や死に至ることもある合成麻薬。今後も同様の事件が起きるたび、作品公開の是非が問われるだろう。

 日本の将来を担う感受性の豊かな10代、20代が「違法薬物事件を起こしても、表に出られるんだ」と思い込んだとしたら、悲しすぎる。NHKに限らず民放も含めた公共の電波に乗る作品の本人収録分については、厳然とした放送中止が賢明だと改めて思う。 (森岡真一郎)