2019.11.22 05:00

【甘口辛口】競馬界のT・ウッズが来日 ジャパンCでデットーリジャンプ見たい

【甘口辛口】

競馬界のT・ウッズが来日 ジャパンCでデットーリジャンプ見たい

L・デットーリ騎手

L・デットーリ騎手【拡大】

 ■11月22日 「外国人騎手って、なんでこんなに勝てるんですか」と、ひいきの居酒屋の店主に聞かれた。理由は明快。各国で上位の騎手しかJRAの短期免許を取得できないから。

 2016年に免許取得の基準はさらに厳しくなった。母国でのリーディング順位(前2年)が、これまでは北米では30位以内、英仏では10位以内だったが、ともに5位以内に変更。アイルランドやオーストラリアは3位以内と狭き門となった(凱旋門賞などの指定GIを通算2勝以上していればリーディング順位は関係ない)。

 ラグビーでいえばティア1(強豪国)の代表、野球なら米大リーグのトップが日本に参戦するようなもの。店主も「つまり各国の武豊騎手みたいな存在しか短期免許で乗れないわけだ」と納得していた。

 その中でもトップ・オブ・トップといえる名手が来日した。ランフランコ・デットーリ(48)。契約馬主の吉田照哉・社台ファーム代表いわく「ゴルフならタイガー・ウッズが来るようなもの」。彼が乗ると5馬身違うという逸話がある。これについて本人は謙虚に否定するが(21日付小紙)、英国を拠点に騎乗するイタリアの名手が制したGIの数は、武豊のほぼ2倍の200超。今年だけでGI19勝を挙げているのだ。

 ジャンプして優勝馬から下りるパフォーマンス、フライングディスマウントは通称デットーリジャンプと呼ばれ、彼の代名詞になっている。

 5日に騎乗停止処分を受けたため来日は遅れたが、過去3勝しているジャパンCに間に合った。3勝は全てハナ差。彼の手腕によって接戦をものにできたといわれる。週末は華麗なる手綱さばきを堪能し、かなうならデットーリジャンプを見たい。 (鈴木学)