2019.11.19 05:00

【甘口辛口】かつてないほどのラグビーブーム 協会は試合の前後も楽しめる娯楽性を加味しては

【甘口辛口】

かつてないほどのラグビーブーム 協会は試合の前後も楽しめる娯楽性を加味しては

 ■11月19日 来年1月11日の全国大学ラグビー選手権決勝が新国立競技場で行われることが先日、日本協会から発表された。約6万8000人収容のスタンドがどれくらい埋まるか。“にわか”を含めラグビーを見たいファンもいれば、新装なったオリンピックスタジアムをこの際見てみようという人も多いだろう。

 18日に秩父宮で行われた全国高校大会東京都予選決勝(2地区)も、第2試合の本郷-国学院久我山に1万人を超す観客が集まった。日本がベスト8入りしたW杯の熱は冷めることなく、かつてないほどのラグビーブームが続いている感じで、この勢いが新国立まで持ち込まれることは間違いない。

 W杯からの流れなら、翌12日に開幕するトップリーグ(TL)でW杯戦士も多いサントリー-東芝(秩父宮)を11日に前倒しして、大学決勝と新国立同日開催という手もあったろう。そんな前例はないが「協会は集客に本気だ」と思わせたのではないか。それはともかくラガーマンとして初めて新国立に立つ栄に浴するのはどの大学か。

 10日再開の関東大学対抗戦では早大が終了間際の劇的トライで9季ぶりに帝京大に勝ち、昨季の大学王者明大が5戦全勝で並ぶ。両校に加え帝京大やリーグ戦優勝の東海大、関西の雄天理大が有力だ。順当なら準決勝はこのうちの4校で争われ別々のブロックなら決勝は早明戦の可能性もある。

 人気の早明戦なら協会としても望むところだろうが、ただ「お客が入った」では何も変わらない。例えばW杯で好評だったファンゾーン。出場校OBのトークショーや応援合戦などで盛り上げ、試合の前も後も楽しいと思わせるエンターテインメント性を加味してみてはどうか。(今村忠)