2019.10.24 12:00

【竿々学々】相模湾、東京湾のアマダイがシーズン本番へ 今シーズンは広範囲の地域で好調

【竿々学々】

相模湾、東京湾のアマダイがシーズン本番へ 今シーズンは広範囲の地域で好調

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 ――師匠。最近、神奈川県・久比里の船宿さんなんかは周年乗合船を出しているみたいですけど、アマダイのベストシーズンっていつ頃なんですか。

 「おお、確かに最近は久比里の船宿は、カワハギとアマダイはほとんど一年中乗合船を出すようになったよな。もっとメリハリを付けた方がいいように思うが…。お尋ねのアマダイは、秋から冬に産卵期を迎えるんでこれからの季節が“旬”といえば旬だな」

 ――でも、父に聞いたんですが、アマダイってお魚は、一年中おいしいようですね。

 「確かに。産卵直後の一時期を除けば、いつ食べてもうまい魚だ。この間もネットで見たら、1.2キロのアカアマダイが1匹1万2300円、1キロ弱のやつが9000円で売っていたよ」

 ――えっ、そんなに高いんですか。超高級魚じゃないですか。

 「どちらかといえば西日本で人気が高い魚って感じだが、最近じゃ関東地区でも釣り物としての人気も上がっているからな。しかし、値段を見れば分かるように、そう簡単に釣れる魚じゃない」

 ――今シーズンは、相模湾も東京湾も好調だと聞きましたが、釣果欄を見てみたら、トップでも7、8匹だし、サイズも20センチ台から30センチ台が中心で40~50センチ級はめったに釣れていませんよね。

 「アマダイは、アカアマダイ、キアマダイ、シロアマダイの3種類があり、相模湾、東京湾で釣り物として狙っているのは、大半がアカアマダイで最も大きくなるシロアマダイは、3キロ級も稀に釣れるが、アカアマダイは50センチ級(1~1.5キロ級)が最大級だからな。小型でもソコソコうまい魚だが、やっぱり40センチ以上の良型の方が断然うまい。50センチ級が出たなんてことになると、みんなの目の色が変わるってわけだ」

 ――焼いても、蒸しても、干して(一夜干しは絶品)も、昆布締めにしても何にしてもおいしいお魚ですものね。

 「おお、京都じゃグジと呼ばれ、料亭料理にはなくてはならない魚の一つと言われるくらいだからな」

 ――私、アマダイってまともに釣った記憶がないんですが、難しい釣り物なんですか。

 「いいや、ほとんど底周辺を回遊しており、常に底ベッタリを狙えばいい魚だからな。決して難しい釣り物ではない」

 ――ということは、絶対数が少ないということですか。

 「まあ、そういうこっちゃ。いいポイントに当たればバタバタと続けて釣れることもあるが、そんな事はめったにないからな」

 ――師匠、久しぶりに行きませんか。父が『久しぶりに小田原の船宿に行きませんか』と誘ってこいと言っていました。

 「そう言えば、もうかなり前に小田原早川港から父君とアマダイ釣りに行ったことがあったな。ぜひ、行きましょうとお伝えしてくれ」

 ――分かりました。私も連れて行って下さいね。

 「ああ、もちろん!」