2019.10.7 05:00

【甘口辛口】ラグビー日本代表、夢がどんどん現実に 決勝でNZに目の前でハカを見せてもらおうではないか

【甘口辛口】

ラグビー日本代表、夢がどんどん現実に 決勝でNZに目の前でハカを見せてもらおうではないか

ハカを披露するNZフィフティーン=味の素スタジアム (撮影・山田俊介)

ハカを披露するNZフィフティーン=味の素スタジアム (撮影・山田俊介)【拡大】

 ■10月7日 世界陸上男子20キロ競歩の山西利和の金メダルやラグビーW杯の日本3連勝。一夜明ければ男子400メートルリレーの銅メダル…。何をテーマにと散々迷っていた昼下がり、テレビから「カマテ!、カマテ!」の雄たけびが聞こえてきた。ナミビアと戦ったニュージーランド(NZ)オールブラックスの勇壮な闘いの踊り「ハカ」だ。

 思い出したのが学生時代ラグビー部だった小紙の大先輩T氏。酔うと「キノキノネー」と奇声を発し妙なしぐさをした。「ウォークライ(ハカ)だ。覚えとけ」。いまのようにネットでハカの歌詞、振り付けが見られる時代ではなく出まかせの「キノキノネー」にすっかりダマされた。

 「他紙との差別化をラグビーで」と小紙は1年365日ラグビー記事を掲載していた。黙々と書き続けたメイン担当の元ラガーマンS記者を他が全員サブとして手伝った。威勢のいいY記者は協会幹部に「やったこともないのにラクビー記事を書くのかね」と皮肉られ、「じゃあ泥棒の記事は泥棒しないと書けないのか」とかみついた。

 ラグビーの観客の多くはサンスポを手にしていたほどで「ラグビーのサンスポ」は手前みそではなかった。しかし、早明戦で国立を満員にする大学人気の半面W杯に関しては代表強化が遅々として進まず、ラグビー界全体としてどこか遠くの話のような感じだったことは否めない。

 それがいま…。サモアからボーナスポイント付きの勝利をもぎとり1次リーグ3連勝で8強王手。1位通過なら準々決勝は南アフリカ、2位ならNZが濃厚とか。夢がどんどん現実になっている。1位通過で決勝までいって、NZに目の前でハカを見せてもらおうではないか。(今村忠)