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贅沢食いができる秋のデカフグ堪能だ! 茨城・鹿島沖

贅沢食いができる秋のデカフグ堪能だ! 茨城・鹿島沖

これぞ鹿島サイズ。30センチ級の良型フグに笑みがこぼれる=茨城・鹿島沖

これぞ鹿島サイズ。30センチ級の良型フグに笑みがこぼれる=茨城・鹿島沖【拡大】

 食欲の秋。グルメな釣り人の舌をうならせるターゲットの代表格といえば、フグだ。皿に並んだ刺し身を箸でゴッソリすくい上げて頬張るぜいたくは釣り人の特権。ショウサイフグが安定して釣れている茨城県鹿嶋市・鹿島港『幸栄丸本家』でグルメフィッシングをもくろんだ。

 餌のアオヤギをたっぷりハリに付けて投入だ。数日前にはトップ50尾超えの好釣果が続いていただけに期待が高まる。鹿島沖の水深25メートル前後。底付近を探り、時折空合わせを入れて様子を見るが、アタリが出ない。

 沈黙を破ったのは、左ミヨシに陣取った松岡正泰さん(79、江戸川区)。いきなり33センチ、31センチと良型を連チャンで仕留めた。「このサイズなら申し分なし。食べ応え十分ですね」と満足顔だ。

 これを合図に遅めのモーニングタイムが到来。左舷はあっという間に全員が本命の顔を見た。見事に良型揃いで驚きだ。ところが、自分を含めた右舷の元気がない。トモで32センチが上がったのみ。椎木誠船長は「反応はあるけど、なかなか口を使ってくれない」と首をかしげながらも次々とポイントを移動していく。

 その時は突然やってきた。何度目かの空合わせにズシッと竿が止められた。根掛かりを思わせる重みだったがすぐに生体反応。一定のテンションを保ちつつ巻き上げる。重い。何とか抜き上げたのは33センチの本命だ。続けて仕掛けを落とすと、すぐにモゾモゾのアタリ。すかさずビシッと合わせる。決まった、これがフグ釣りの醍醐味だ。抜き上げたのは、バケツの直径とピッタリの35センチ。次に31センチ。今度は右舷側のチャンスタイムだ。

 手早く餌を付け足して投入。着底と同時にツンツンのアタリ、素早い合わせが再び決まった。竿が動かない。デカイ! 慎重になる。途中で巻き上げる手を止め、強烈な引きに耐えること数回。海面を割ったのは迫力の39センチだ。30アップの連チャンで船中オデコも消えた。その後2尾追釣してトータル6尾でタイムアップ。最小でも28センチの良型揃いでフグぜいたく食いの念願がかなった。

 全体では25~40センチ、3~10尾。数こそ伸びなかったものの“鹿島サイズ”のデカフグが楽しめる内容の濃い一日となった。数か? 型か? どちらの可能性も秘めているのが鹿島沖の魅力だ。 (APC・森川共也)

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  • 空合わせを入れながら引っ掛けるイメージで
  • 処理は必ず船宿のプロに。帰宅後すぐ食べられるのもうれしい
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