2019.8.23 05:00

【甘口辛口】高校日本代表入りの大船渡・佐々木 「甲子園で見たかった」と思わせる投球披露してほしい

【甘口辛口】

高校日本代表入りの大船渡・佐々木 「甲子園で見たかった」と思わせる投球披露してほしい

 ■8月23日 令和初となった夏の甲子園は大阪・履正社の優勝で終わった。決勝に進出した石川・星稜の奥川恭伸投手が評判通りの活躍を見せたことで、第101回大会は「奥川劇場」の様相だった。

 “高校四天王”の中で今夏唯一、甲子園のマウンドに立った奥川。その時点で1強だが、聖地での雄姿を見ると、残る3人が甲子園に駒を進めていたら、どんな投球をしたのかと思いをはせてしまう。特に岩手・大船渡の佐々木朗希投手のそれを想像するのは、出身県が同じ米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平と重なり合うから。

 2012年夏の甲子園で、当時の高野連会長が「大谷くんが見たかった」という趣旨の発言を閉会式でして物議を醸した。その後の大谷の活躍を見れば納得だが、批判は「盛岡大付が岩手代表で出場しているのに失礼ではないか」といったもの。さすがに昨日の閉会式では「佐々木くんが見たかった」という趣旨の発言は出なかった。

 佐々木は、今月30日から韓国で開催される18歳以下のU18ワールドカップ(W杯)に出場する高校日本代表に選ばれ、昨日からの合宿に合流。奥川かそれ以上の注目を集めるのは間違いない。甲子園で計512球を投げた奥川に比べ、最速163キロを誇る右腕を温存しているだけに先発の軸として起用されても不思議はない。

 今夏の岩手大会では、故障防止の観点から決勝の花巻東戦に登板せず敗退。世間の注目を集め、議論は球数制限や開催日程の変更に及んだ。U18W杯では球数制限が導入されるという。それなら佐々木も思い切った投球ができるし、監督も起用しやすい。「やっぱり甲子園で見たかった」と万人に思わせる投球を披露してもらいたいものだ。(鈴木学)