2019.8.21 05:00

【甘口辛口】東京五輪ボイコットの声を上げるのは勝手にどうぞ だが、韓国は自国開催の平昌五輪思い出して

【甘口辛口】

東京五輪ボイコットの声を上げるのは勝手にどうぞ だが、韓国は自国開催の平昌五輪思い出して

平昌五輪で2位に終わった李相花の肩を抱く小平奈緒=2018年2月、韓国(撮影・松永渉平)

平昌五輪で2位に終わった李相花の肩を抱く小平奈緒=2018年2月、韓国(撮影・松永渉平)【拡大】

 ■8月21日 来年の東京五輪に参加予定の各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)を対象に準備状況などを説明する選手団長会議が20日、東京都内で始まった。当初は北朝鮮も出席するはずだったが、25日に日本武道館で開幕する世界柔道選手権とともに来日を見送った。理由は不明とか。何だかんだ面倒くさい国だ。

 さらにこの会議前、韓国が原発事故の影響を念頭に大会期間中の食の安全や選手の健康を懸念する事前通知を日本側に送付していたという。「福島産の食材を出すのか」「産地表示をするのか」、競技場については「選手の健康に影響がある放射線量レベルではないのか」などと質問している。

 確かに一連のテスト大会で表面化したトライアスロン会場の水質や、猛暑対策など東京五輪は課題山積だ。しかし、とうに安全性が確認されている食材や放射線量を持ち出すのは筋違いもいいところ。「選手村の建築木材に放射能汚染の影響はないのか」に至っては“言いがかり”としか思えない。

 日韓関係の悪化で韓国内では「五輪ボイコット」の声も上がったというが、同調しそうな国は北朝鮮ぐらいで国際社会から孤立する恐れがある。「それなら各国を巻き込んで東京五輪の問題点をつついてやろう、ということらしい」と関係者。勝手にどうぞ…だが、この際韓国は自国開催の昨年の平昌五輪を思い出すといい。

 スピードスケート女子500メートルで3連覇を逸し泣き崩れる韓国の李相花を優勝した小平奈緒が優しく抱きしめ、互いに健闘をたたえ合うシーンが世界中に感動を与えた。あれが五輪。政治は切り離し、一緒に盛り上げようという気持ちに早くなってもらいたいものだ。 (今村忠)