2019.8.18 05:00

【甘口辛口】ジョーダンから電話で“激励”された八村塁 「サンキュー」しか言えなかったのも分かる

【甘口辛口】

ジョーダンから電話で“激励”された八村塁 「サンキュー」しか言えなかったのも分かる

 ■8月18日 1992年バルセロナ五輪の際、初めてそのニックネームが公式に使われた。米国バスケットボール男子代表「ドリームチーム」。伝説の初代ドリームチームがどれほどすごかったか、ご存じない人のために当時の実感を記してみたい。

 70年代からNBAを支えた2大レジェンド、ラリー・バードとマジック・ジョンソンは現役の最終盤だったが、いまだ健在。2人を含むメンバー12人のうち11人が殿堂入りした顔ぶれは、トップ中のトップをえりすぐった文句のない人選で、その中心にマイケル・ジョーダンがいた。

 バスケットを知らない人も、プレーを見ただけで魅了されただろう。精悍なスキンヘッド。身長198センチながら、10センチ以上背の高い相手の上から強烈なダンク。エアと呼ばれた驚異の滞空時間。史上1位の1試合平均30・1得点。世界中にジョーダン&NBAブームを巻き起したスーパースターが、絶頂期に臨んだ五輪だった。

 出場権をかけた米大陸予選では、初戦のキューバに始まって毎回、試合前に全員で記念写真をねだられた。そんな慣例はなかったのに、相手もドリームチームのファンだったのだ。予選から金メダル獲得まで日本でも全試合中継があり、もちろん全て見た。

 今月31日に中国で始まるW杯に挑む八村塁(ウィザーズ)がナイキ社の「ジョーダン・ブランド」と契約し、ジョーダンから電話で“激励”されたという。緊張で「サンキュー」しか言えなかったのも分かる。3戦目の9月5日に日本が対戦する今回の米国代表は、スター選手の辞退が相次いだ。八村がジョーダンから祝福の電話が来るぐらいの活躍をすれば…いや無理か。でもひょっとして…。 (親谷誠司)