2019.8.15 12:00

【竿々学々】東京湾のマダコが大フィーバー! 500~600グラムが中心、年末には1キロ級に

【竿々学々】

東京湾のマダコが大フィーバー! 500~600グラムが中心、年末には1キロ級に

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 ――師匠、東京湾のマダコがすごいことになっているみたいですね。

 「おお、30年近く前に“前代未聞の大湧き”と言われた大爆釣があったんだが、それ以来の“大湧き”は間違いないようだな」

 ――父に聞きましたよ。先週、2人で行ってきたそうじゃないですか。私が留守の間に。

 「ああ、浦安の“タコ船長”に電話したら『だいぶ育ちましたよ。500~600グラム級が中心になりましたね』って言うもんだから、父君に電話したら、『すぐに行きましょう』ってことになってな。タコ船長に席を取ってもらって出掛けたってわけだ」

 ――2人とも2桁釣果だったと聞きましたが、船のトップは何杯だったんですか。

 「一部の船宿同士の申し合わせができて、20杯上限の取り決めになっているんだが、このところ毎日のようにそれに到達している。父君も俺も後半は500グラム以下はリリースしながら釣って12、13杯ずつの釣果だから、群れの濃さは半端じゃないな」

 ――父が釣ってきたマダコの中に脚の数が足りないタコが何杯かいたんですが、あれって何なんですか。

 「おお、よく気が付いたな。タコとイカは、餌が不足してくると“共喰い”する傾向があることが知られているんだが、今シーズンの東京湾は、まさにその餌不足の状況になっているってことだと思う」

 ――つまり、マダコの数が多過ぎるってことですか。

 「その通りだ。最初のうちは横浜沖あたりが釣り場の中心だったんだが、徐々に広がり出して川崎沖でも釣れ出し、最近では東京湾の最奥部ともいえる羽田沖や葛西沖、浦安沖なんかでも釣れているからな」

 ――餌を求めて東京湾中にマダコが動き出したってことですか。

 「そういうことだな。毎日のように何十隻という釣り船が出て、1隻当たり何百杯というマダコを釣っているにもかかわらず、全く釣果が落ちないのは爆発的な“大湧き”があったっていうことなんだと思う。この間、父君と釣った時にもいまだ200、300グラムの小型が何杯も釣れていたから、とても釣り船が釣り切れるような数ではないってことだと思うな」

 ――ということは、今シーズンは年末まで釣れ続くってことですか。

 「ああ、タコ船長も言っていたが、これまでにも2、3回、“夏ダコ”から年末まで途切れず乗合船を出したことがあったそうだが、今シーズンも間違いなくそうなるってよ」

 ――師匠、もう少し大きくなったら、また行きましょうよ。

 「ああ、この間釣ったタコは、近所のおばさんたちに分けちゃったからな。年末までにもう1、2度は行くつもりだ。父君にもそう言っておいておくれ」

 ――ハイ。分かりました。