2019.8.13 12:00

外房・勝浦沖に夏イカ、やって来た ビッグスルメの船上干しのシーズンだ

外房・勝浦沖に夏イカ、やって来た ビッグスルメの船上干しのシーズンだ

スルメイカのダブル。ずっしりした重量感がたまらない

スルメイカのダブル。ずっしりした重量感がたまらない【拡大】

 待ってました、夏イカ! 外房・勝浦沖に早々とスルメイカの模様が出てきた。千葉県勝浦市・川津『鈴丸』では1日に開始し、いきなりトップ80尾オーバーの好釣果。この時期釣れる“ビッグスルメ”の船上干しは、炙って焼いて揚げて煮て、何をしても極上。陽を浴びてうまみが凝縮される絶品の食材を確保すべく、急行した。

 30分ほどでポイントに着くと、すぐに反応が見つかった。鈴木武夫船長から「水深は125メートルです。反応は底から5メートルまで出ていますよ」と開始の合図が出た。

 期待の1投目。途中のサワリを警戒したが、そのまま着底。ゆっくり誘い上げて電動リールをスローで巻き上げる。サワリを感じてストップ。2、3度竿をあおり、誘いを入れる。強めに掛けにいくが掛からない。ゆっくり電動で巻くとキュッと竿先が沈んだ。

 いた! 巻きスピードを上げる。ストロークの長い引き込みにイカと確信。何度かの引き込みにドキドキだ。12本中、下から2番目のツノにスルメが足1本引っ掛かっていた。約40センチの良型だ。

 再投入。着底してすぐに重みが加わった。追いノリさせるため10メートルほどスローで巻き、中速にスピードを上げると、重量感が増す。成功だ。グングン引き込む。これぞスルメ釣り! 同型の3点掛けだからヘビーだ。

 周囲でも水柱が上がる。中村守男さん(71、さいたま市)は開始早々3点4点を連発。「普段は相模湾ですがイカがいればどこでも行きますよ」。好調は続くが、潮の流れが速い。着底して巻き上げ、また底に落とすと20メートル余分に糸が出る。「反応はずっとあるから入れ直してやって。そのうち潮も緩むから」と船長がアドバイス。

 クライマックスがやって来た。潮が少し緩んだのか宙層でサワリが。竿を立てるとグン。少し巻いてグン。さらに巻くとグン。電動がうなる。「やべー」。電動の加減をしないと糸が切れる恐れが。だましだまし巻き上げ、海面へ。手繰る糸が指に食い込む。重いはず、7点掛けだ。すぐ投入。すごい重量感で6点掛け。2投で13尾だ。

 「腕がもげる~」と悲鳴も。この流しが約30分続き、20尾を超えた。次第に二枚潮が激しくなり、オマツリやバラシもあり、少し早く沖上がり。結果はトップ45尾、次いで37尾、36尾と好成績。夏スルメの重量感、ぜひ堪能あれ。 (APC・小菅義弘)

 ★船長の見通し

 「今シーズンは数年ぶりに夏スルメが回遊してきてくれました。今のところ、そんなに大きな群れではありませんが、今後第2陣、3陣が入ってくれば、しばらく楽しめそうです。時季外れのムギイカも交じっているので期待しています。潮が緩ければ、爆釣もありえるので遊びに来てください」

 ★タックルチョイス

 竿はシャクリ操作を重視した1対9の先調子で、短めの直結専用竿「シマノ・イカセブンH150」をチョイス。水深が深いのでHタイプにした。リールはパワーとスピードを重視し、中型の3000番でハイスペックである「シマノ・ビーストマスター3000XS」を選んだ。

ガイド

〈船宿〉サンスポ推薦=川津『鈴丸』電話0470・73・1560〈交通〉JR外房線・勝浦駅下車、タクシー利用5分。駅から送迎あり。マイカーは圏央道・市原鶴舞ICから約40分〈乗合料金〉氷付き1万500円。予約乗合で4時出船。毎月第1、3土曜日が定休。

  • 夏の風物詩、スルメの船上干しがズラリ。好調のバロメーターだ
  • ビッグなアメ色が釣り人を笑顔にさせる=外房・勝浦沖
  • ヘビー級だけに肝もも楽しみ
  • 当日の仕掛け